「嫌いな家事アンケート」で常に上位入りするアイロンがけですが、どうやらそう遠くない未来に一般家庭からは「消滅」するようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、その納得の理由を解説。さらにアイロンがけに苦手意識を持っている人に対しては、「元気が出るメッセージ」を送っています。
アイロンがけの終焉
さて、本日はだんだんなくなっていくもののお話。
ワタクシ、逃げも隠れもしない
- アイロン嫌い
です。いや、もう大嫌いです。やり始めれば、なんとかやれるんですが苦手なので始めるまでがキツい。子供の頃には母親に「アイロンをかけているというより、シワを作っている」などと暴言を吐かれ、いたいけな心が傷ついたんですよ( ̄∇ ̄;)
ところが、このアイロンがけという家事、これは間違いなく
- 消えていく家事
だろうと思います。理由は
- スキルが要る
- メンドクサイ
- アイロンフリー素材が増えた
ことですね。もともとアイロンがけには、個人的なスキルが必要なんですよ。なので、苦手な人にとっては、常にメンドクサイ存在なんです。
ところが、こういう人が多いせいか、アパレル側が努力して
- アイロンしなくてもいいよ♪
で洋服を作るようになったんですね。素晴らしいわ。
家事だけでなく、機械化・自動化というのは、個人個人のスキルに頼っているせいで
- 成果がマチマチなものを平準化する
ために有用なんですよ。出来る人と出来ない人の差をなくせるってことです。
たとえばですが、レトルトのパスタソースをレンチンで温める、なんいうのが典型ですね。パスタソースをイチから作れば、作る人のスキルの差が味に如実に反映されますね。ところが、レトルトになっていれば、アレンジの差はこそあっても、そこまで極端に差がつきません。これをレンチンすれば好きなときにパスタが食べられるわけで、レトルト+レンチンが個人の料理スキルの差をなくしているわけです。
こういうことが
- アイロンがけでも起こる
と思うんです。毎日洗濯物は発生するので、本来ならアイロンがけも毎日発生してしまうメンドクサイ家事なんです。しかも、温度設定やスチーム、かける場所の順番などスキルが必要です。これはもう絶対
- 平準化してほしい
場面なんですよね。そのためなのか分かりませんが、アイロンがけが不要な方向に素材が進化しているように感じるんです。さらに、都合のいい(?)ことに、StayHome時間の増加とリモートワークがシワがあったら着られない服から私たちを遠ざけていますね(*゚∀゚*)
なので、
- アイロンがけが不要な素材の普及
- クリーニング業の発達
- あらたまった場所の減少
などから、徐々にアイロンが売れなくなり、いつの間にか家庭にあるものも使われなくなって…っていう感じでアイロンがけが家事から消滅するんです、きっと。
最後に残るのは、業者に出していたら割に合わない安価なものくらいでしょう。うーーーん、なんだろう、ハンカチとか高めのカットソーとかかな。あ、でも、ハンカチは最近公衆トイレにもペーパータオルが用意されているから持ち歩かなくなっているかな。……ま、考えても出て来ないレベルですね( ̄∇ ̄)
まあ、今すぐアイロンがけなんて止めちまえみたいなことは言いません。ただ
- アイロンがけが苦手・メンドクサイと悩む必要はない
と思います。アイロンがけが存在している世界の終わりの方だと思うからです。
アイロンがけなんて、テキトーにやっておきましょう。そのうち骨董価値の出る家事になりますよ。
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