梅雨の季節はペットの「皮膚炎」にご用心。獣医師が教える予防法

shutterstock_1155374698
 

沖縄と奄美地方はすでに梅雨入りし、5月もまだ早いうちから梅雨前線が九州にかかる日があるなど、早くもあのジメジメとした季節が近づいています。犬や猫を飼っている人はこの季節、細菌やアレルギーによるトラブルに注意が必要なようです。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、著者で獣医師の佐藤先生が、濡れた身体の乾かし方など、皮膚トラブルの予防法を教えてくれます。

お家で簡単に防げる、ペット「梅雨時」のトラブル

これから6月になると雨天が多く、湿度が高くなる梅雨時です。コロナの影響でお散歩に行けないばかりか、梅雨でいけなかったり気温もジメジメしているので、犬や猫については、ストレスがたまりやすい季節の他「皮膚」にとっては、細菌やアレルギーを起こしやすくなります。

今回は皮膚炎を、お家で防げる方法を、お伝えしていきたいと思います。

1)皮膚のトラブル、一番は「アレルギー」

被毛に覆われている犬や猫の体は、梅雨時は特に「皮膚疾患」を引き起こしやすいです。一番多いのは、ノミによるアレルギー性皮膚炎です。病院で駆除薬ももらえますが、個体によってはお薬のアレルギーがある子もいるので、専門医にきちんと相談をしなければいけませんので注意してください。

2)皮膚トラブル防止は「身体のケア」

雨の日の散歩の後やシャンプー後は、タオルドライでは細菌がつく事があります。ドライヤーを使って完全に乾かします。特に足裏は泥が付くことで菌もつきやすく、また乾きにくいのでしっかりと乾かしてください。耳の中は菌が繁殖しやすいのでよく拭いてください。

●補足
皮膚の他、ベッドやマットも菌がたまりやすいです。こまめに洗濯し、天日干しを行ってください。掃除機や布団クリーナーで死骸やホコリなどを吸い取る事もお勧めします。

目の周りが赤くなったりするのは、アレルギーの可能性もあるので気をつけてくださいね。

image by: Shutterstock.com

佐藤貴紀(獣医師)この著者の記事一覧

satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス 』

【著者】 佐藤貴紀(獣医師) 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 日曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 梅雨の季節はペットの「皮膚炎」にご用心。獣医師が教える予防法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け