秘密を抱えることができるから、妻になれるのか。妻になるから、抱えるべき秘密が出てくるのか…。
世の既婚女性の皆さんは、一体どのような秘密を胸に秘めているのか?夫や友人知人など近い関係だけでなく、はたまた「隣の庭」だからこそ、気になってしまうかたもいるでしょう。
今回は筆者が20〜40代までの既婚女性にインタビューを行い、それぞれが胸の内に抱えていた「秘密エピソード5つ」をご紹介します。
高校生の私が足元から崩れ落ちたあの日
「妻である私の秘密は、高校生のときに妊娠してしまったことです。いまでも、検査薬を片手に持って足元から崩れ落ちた夏のあの日を鮮明に覚えています。
当時の彼氏とその両親、私の両親を含めて話し合いがありました。気づけば、私は病院のベッドのうえ…。彼氏は大学進学を機に、私のもとから去って行きました。
私は自分に起きた出来事を受け入れられないままに、長い日々を過ごしていたと思います。そして、現在の夫との結婚を決意したのは、あの出来事から10年後のことでした。
夫は、とても優しいひと。ふたりの可愛い子どもにも恵まれました。しかし、そんな目の前に映る幸せの裏で蘇るのはあの日の出来事です。夫は妻の秘密を知ったら、どう思うだろう?秘密になった夏のあの日を、受け入れられないままの私がいます」(Aさん・35歳)
Aさんの秘密は、過去に妊娠した事実を夫に伝えられなかったこと。高校生だったAさんに起こった出来事は、自分でもいまだに受け入れられないままだといいます。
不意の妊娠で、学生のときに大きな決断を迫られた女性は少なからずいるでしょう。今回の妻のパターンでは、自分が受け入れられなかったからこそ、夫に秘密になってしまうケースでした。