「心はイスラエルと共に」 中山防衛副大臣がツイート
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの衝突が激化していることに関し、中山泰秀防衛副大臣は12日、「最初にロケット弾を一般市民に向け撃ったのは誰だったのか? 私たちの心はイスラエルと共にあります」とツイッターに書き込んだ。日本政府は両者に自制を求める中立的な立場を取っており、議論を呼ぶ可能性がある。
中山氏はこの後、書き込みをした理由について「テロリズムをなくしてほしい。イスラエルはテロから自国民を守る権利があるのではないか。これをしっかり訴えたいと思ったまでだ」と記者団に説明した。
加藤勝信官房長官は記者会見で「個人のツイッターでの発信と承知している」としてコメントを避けた。一方、「わが国としては、引き続き中東和平問題の解決に向けて、国際社会と連携しつつ当事者間の信頼の醸成を含めた取り組みを進めていきたい」と述べた。(2021/05/12-22:27)