「僕」が下品な意味に…海外で日本人が言っちゃいそうな「NGワード」

Array
2021/04/17

海外の映画を観たり、音楽を聴いたりしていると、まるで日本語のように聞こえる外国語に出会うことも珍しくありません。英語だと「Come here!」が「噛む日や」に聞こえたり、「~ that you know」が「だっちゅーの」に聞こえたり。

もちろん逆もありえる話で、外国人からすると日本語が外国語に聞こえることも珍しくないのです。しかも日本語とはまったく違う意味で、場合によっては失礼な意味になるケースもあります。

そこで今回は、外国語では失礼にあたる、絶対にいってはいけない日本語の「NGワード」をいくつかご紹介していきます。日本語でつい話してしまう単語でも、海外の言語では要注意なケースもあるので参考にしてみてください。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

チップ?はーい/タイ語

image by:Shutterstock.com

チップを払う必要がある国とチップを払う必要がない国、大きく分けて2つのグループがあります。日本はチップ不要な国ですが、例えばアメリカやカナダなどはチップが必要な国です。

チップの払い方もさまざまで、例えばベッドメイクをしてくれる人に対し、部屋のベッドの枕元にお金を置いて渡す場合もあります。

レストランでは請求書にチップの金額を書き込んで、レジでチップと料理代の合計金額を支払うといった渡し方もありますよね。

そんなチップの文化、外国人訪問者数が世界でも群を抜いて多いタイではどうでしょうか?実は、タイではチップが必要です。

image by:Shutterstock.com

実際に旅行で訪れて払うとなると、慣れない人はちょっと緊張したり、手持ちがなくて面倒に感じたりする場合もあるかもしれません。

旅慣れた友だちか誰かに「チップが必要だよ」といわれて、了解の意味で「チップ?はーい」と応じるような人もなかにはいるかもしれませんよね。


しかし、日本語の「チップ?はーい」は、タイ語で違う意味に聞こえる可能性があります。

image by:編集部

日本語での意味は「めっちゃ(めちゃくちゃ)」に近いです。「めっちゃかわいい」とか、「めっちゃうまい」とか、何かの状態が最上級に極まっている様子を、気持ちを乗せて表現する言葉ですね。

タイ語→英語の辞書を見ると、もともとは英語でいうところの「destroy」「broken」「damage」「ruin」だとか、「壊れる」「破壊する」「台無しにする」といった雰囲気の言葉です。

その「めちゃくちゃにする」という言葉が、「何かをめちゃくちゃにする圧倒的な力」という広がりを見せ、「圧倒的」という部分だけが切り取られていきます。

最終的に「めっちゃ(めちゃくちゃ)」「超」「すごい(すごく)」という表現が生まれたのだと思われます。

旅の道連れからいわれて、渡す前に「チップ?はーい」と渋々いえば、「めっちゃ」と目の前のタイ人は解釈するかもしれません。

「めっちゃ」何なのか?解釈の可能性は多いですが、発言者の表情によっては「めっちゃ(面倒)」とマイナスなニュアンスに聞こえてしまうリスクもあるかもしれません。

いま読まれてます
 カナダ カナダで愛される定番グルメ。現地の人に聞いた「おふくろの味」は? ★ 70
 富山 なぜ富山の山村で?世界的な祭典、「演劇のオリンピック」が開催 ★ 277
 国内 はい、チーズ!外国人が驚いた「日本人の七不思議」 ★ 447
 海外 まさかそんなことが…?カナダで日本人が感じたカルチャーショック ★ 122
 福井 凛とした空気に触れる。修行僧が暮らす禅の大本山、福井「永平寺」へ ★ 328
エアトリインターナショナル コスパが高いLCC「ジェットスター」直行便でラクラク!ケアンズで大自然の癒やしを満喫しませんか?
「僕」が下品な意味に…海外で日本人が言っちゃいそうな「NGワード」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます