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消費税20%はすぐそこ。大増税に備えて今すぐ“海外”投資を始めるべき理由=俣野成敏

日本の年金制度はすでにボロボロで、増え続ける社会保障費を補うためには2050年までに消費税20%が必要との報告もあります。日本経済が落ち込んでいくなか、私たちが生活を守るためには「できるだけ早く」投資を始めるべきです。(俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編

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※この記事は有料メルマガ『俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編』2021年5月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
ビジネス書著者、投資家、ビジネスオーナー。リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012年に独立。フランチャイズ複数店舗のビジネスオーナーや投資家として活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。自著『プロフェッショナルサラリーマン』が12万部、共著『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが13万部を超えるベストセラーとなる。近著では『トップ1%の人だけが知っている』のシリーズが11万部に。著作累計は48万部。ビジネス誌やwebメディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を5年連続受賞。

「なぜ今、投資を始める必要があるのか?」

俣野成敏です。今回は「なぜ今、投資を始める必要があるのか?」特集をお送りいたします。

相変わらず、経済の状態が良くない日本。「これからどうなるんだろう?」と不安に感じている人も多いと思います。このような時に、できることとは何でしょうか。

今回も、特別ゲストをお呼びしています。海外不動産をはじめとした、海外投資に詳しい金融の専門家・織田耕平さんです。織田さんは普段、シンガポールを拠点に、海外金融の現場で活動していらっしゃいます。

本日は、日本の現状について見たうえで、織田さんより、海外にはどのような金融商品があるのかを、ご紹介いただくことにしましょう。

プロフィール:織田耕平(おりた こうへい)
国内の大手精密機械メーカー海外営業部に配属され、東南アジア・オセアニア地区のセールスマネジャーとして国際ビジネスの現場で経験を積んだ後、国内証券会社に転職。超富裕層を相手に、プライベートバンカーとして個人・法人の資産形成から事業承継に至るまでを一手に引き受ける。そこで航空機を用いた資産運用法と、それによる高い節税効果に気づき、航空機専門商社・リース会社に転職する。各業界を比較検討した結果、「これまでの経験すべてを活かせる場として、海外金融業界で生きていく」決意を胸に、2015年4月に起業。シンガポールにてJIFPA(S)PTE LTDを立ち上げる。現在は、JIFPASのCEOにて海外不動産コーディネーター、シンガポール富裕層へのコンサルティング、金融機関向けに金融商品の開発等を手がけている。

※本記事は、織田さんへの取材をもとに、筆者(俣野)が適宜内容を補って執筆しています。

日本経済の落ち込みが私たちの生活を浸食している

「なるべく早めに、投資を始めることをお勧めします」という織田さん。

投資を始めるべき理由は数多くありますが、その中の1つが「コロナによる経済への影響」です。これについては、織田さんの実体験を少しご紹介したいと思います。

「コロナで日本に1年近く足止めされていた」という織田さん。先日、ようやくシンガポールに帰ったそうですが、その際、なんと利用した全日空のジャンボジェット機の搭乗者が、織田さんを含めて3名しかいなかったのだとか。少なくとも、1回の飛行で百万円単位のコストがかかるジャンボジェットの搭乗者が、たった3名だったとは驚きです。

全日空は、2021年3月期が4,046億円の赤字と、過去最大でした。今回の織田さんのご経験は、その厳しい状況を改めて物語っていると感じましたので、ここに書かせていただきました。

このように、実体経済はかなり悪くなってきています。「けれども、株価は下がっていない」と織田さんは言います。

「株価が下がっていないのだから、大丈夫なのでは?」と思うのは早計です。

確かに、先月頭の日経平均3万円には届かないものの、依然、高い株価を維持しています。

その一因になっているのが、国による金融緩和政策です。余った資金がダブついて行き場を失い、株式市場に流れ込んで、株価を押し上げているわけです。

「金融緩和政策なんて、私たちには関係ない」と思っている人もいるかもしれませんが、実は大いに関係があります。お金がたくさん刷られているということは、お金の価値が下がり、物価が上がることを意味します。

実際、すでに物価は上がってきています。たとえば数年前まで、卵1パックが100円前後で売られていることもよくありました。それが、今では200円くらいで売られています。他に、カップラーメンなども値上がりしています。

値上げはしていなくても、中身が少なくなっている場合もあります。百均などで、以前は10個入っていたモノが9個に減らされたり、お菓子や食品でも、いつの間にか中身が少なくなったりしているのを時々、目にします。

気付かぬうちに、物価はジワジワと上がってきています。一方で、私たちの給料も上がっているのかというと、現状、そうなってはいません。どちらかというと、残業の削減などで、給料は下がってきています。

「物価は上がっているのに給料は上がらない」という状態は、一種のスタグフレーションです。今後の動き如何によっては、そうなる可能性は大いにある、ということです。

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