尾身氏、五輪開催「感染状況に必ず影響」 リスク評価、専門家で提言へ

2021.06.03
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by 時事通信


参院厚生労働委員会で答弁する政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長=3日午前、国会内

参院厚生労働委員会で答弁する政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長=3日午前、国会内

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は3日の参院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックについて「開催すれば国内の感染、医療の状況に必ず影響を起こす」と指摘した。その上で、五輪開催に伴う感染リスクの評価や対策を、近く専門家で取りまとめる考えを示した。
 尾身氏は「本来はパンデミックのところで(五輪を)やるのが普通でない」と改めて強調。「感染リスクや医療逼迫(ひっぱく)の影響を評価するのがわれわれの責任だ。早い時期に考えを表明しようと思う」と述べた。
 また、五輪に伴う人の移動が感染を広げる可能性にも触れ、「規模をなるべく小さくする」ことを求めた。立憲民主党の氏への答弁。(2021/06/03-12:07)

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