使い捨てプラ、削減義務化 循環利用新法、来春にも施行
プラスチックごみを削減し、循環利用するよう促す新法が4日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。コンビニエンスストアなどにストローやスプーンといった使い捨てプラ製品の削減を義務付けるほか、製造から販売、使用後の各段階でプラ素材の使用抑制やリサイクルを強化する。2022年4月にも施行する。
新法はコンビニなど小売りや飲食店、ホテルに対し、使い捨てプラの削減を義務付ける。具体的に取り組むべき対策は今年10月ごろまでに定めるが、▽紙や木などの代替素材や植物由来プラ、再生プラへの転換▽有料化▽提供を辞退した客へのポイント付与―などのいずれかを求める見通しだ。
対策が不十分な事業者には国が指導や勧告、命令を行う。命令に従わない場合は50万円以下の罰金を科す。(2021/06/04-12:41)