安倍前首相、“独裁者”ぶり発揮で物議。国民の批判的意見を次々と排除、「#安倍晋三ブロック祭り」爆誕

2021.06.07
by tututu
km20210324
 

安倍晋三前首相(66)が自身の公式ツイッターを活発化させている。最近ではマンゴーを食べているだけのツイートがなぜかトレンド入りするなど注目度は高いようだが、その一方で、都合の悪いことや批判的な意見はシャットアウト。SNSでは「#安倍晋三ブロック祭り」というハッシュタグが登場するなど話題となっている。

批判的な意見は認めない「#安倍晋三ブロック祭り」

体調が回復してからはパイナップルやマンゴーの話題など、比較的緩~いツイートが主だった安倍氏が突然攻撃的な姿勢を見せたのが5月18日。

実弟である岸信夫防衛相の自衛隊大規模接種センターに関するツイートを引用し、「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。 防衛省の抗議に両社がどう答えるか注目」と綴った。

さらに28日には「元朝日記者、長谷川煕著『崩壊朝日新聞』。 朝日の宿痾ともいえる捏造、機関紙体質はどこから来るのか。ミステリー小説10冊分の読み応え。単なる批判本ではない長谷川氏渾身の書です」と朝日新聞を攻撃した。

【関連】竹中平蔵、既得権益を批判するも「お前が言うな」の総ツッコミ。私利私欲まみれで暴利を貪る“偽善者”に国民激怒

安倍氏のこれらのツイートに批判が殺到。異を唱える識者や一般人が安倍氏のツイートにリアクションし、多くのコメントが寄せられた。

これに対し、安倍氏はこうした批判的発言を次々とブロック。シャットアウトされたユーザーが「ブロックされた! 」と相次いでツイートするという異様な光景になっている。

安倍氏サイドは批判的なコメントを見つけ次第削除しているのか、該当ツイートのコメント欄には安倍氏を応援する声ばかりがあふれ、批判意見は現在ほとんどなくなっている。

【関連】コロナワクチン、打つべきか打たざるべきか。京大教授が最終回答

存在感アピールで再々登板に意欲を見せる安倍前首相

菅首相のコロナ失政を横目に自身の動きを活発化させている安倍前首相。

ここ1カ月間だけでも「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」「保守団結の会」「原子力リプレース推進議員連盟」と議連の会合3つ、自民党新潟県連の会合、さらに講演会「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム」で立て続けにマイクを握った。

また、盟友である甘利明税調会長とともに自民党の有志議員に呼びかけ、蓄電池産業の競争力強化に向けた戦略を議論する議員連盟を近く発足させることがわかっている。産経新聞が報じた。

議連の名称は「未来社会を創出する、バッテリー等の基盤産業振興議員連盟」で、次世代の蓄電池開発について「これを制するものが世界を制すると言っても過言ではない」と設立の趣旨を説明している。

設立総会ではリチウムイオン電池の開発で2019年にノーベル化学賞を受賞した、旭化成名誉フェローの吉野彰氏の講演を予定しているという。

【関連】東大を出ても“忖度官僚”どまり。日本人の「学力低下」を加速させた真犯人

安倍氏の再々登板を求める声が自民党内で日に日に大きくなる中、さまざまな動きを見せる安倍氏。3度目の総理の座を狙っているという話はどうやら噂レベルではなさそうだ。

print
いま読まれてます

  • 安倍前首相、“独裁者”ぶり発揮で物議。国民の批判的意見を次々と排除、「#安倍晋三ブロック祭り」爆誕
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け