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予告されていたビットコイン暴落とその後の倍返し。「クジラ」は年内10万ドルを目指すか?=高島康司

ビットコインを中心とした仮想通貨の相場が全面的に暴落したが、それが予告されていた事実について紹介したい。これが「クジラ」と呼ばれる巨大な資金力を持つ相場操作者によるものかどうかは分からない。だが、今後の相場展開についても驚くべきことが書かれている。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)

※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2021年5月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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仮想通貨は調整局面に入った

ビットコインを中心とした仮想通貨の相場が全面的に暴落したが、それが予告されていた事実について解説したい。これは筆者のもうひとつのメルマガ『ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン』に一部掲載した内容である。

5月19日、ビットコインの相場が30%下落、イーサリアムは44%下がるなど、仮想通貨の価値が全面的に暴落した。その後も下落は数日続き、23日にはビットコインは350万円まで下落した。これは、今年の4月につけた700万円台から48%の下落である。

2018年には、200万円台だったビットコインの相場が30万円台まで下がったことがある。仮想通貨では相場の乱高下は当たり前なので、今回の下げが暴落と呼べるのかどうか意見が分かれるところだ。

しかし、半年ほど続いた暴騰相場が価格調整局面に入ったことは間違いないだろう。

「暴落」2つの引き金

下落の一因は、中国の規制当局である「金融安定発展委員会」が、「仮想通貨は通貨でないので金融機関が取り扱ってはならない」とする通知を出したことだ。

中国は2013年から「仮想通貨は通貨でない」と表明して取引とマイニングの規制もすでに実施しているので、今回の通知は新たなものでない。再通知にしか過ぎない。しかし、これが新たな通知であるかのうようにツイートされたため、それがパニック売りの引き金となった。

次は、「テスラ」の創業者でCEOのイーロン・マスクによるツイートである。

マスクは電気自動車「テスラ」のビットコインによる販売停止を宣言した。またマスクは、今年の2月にビットコインを15億ドル買っていたことが判明したが、この全額かその一部を売却した可能性がうわさとしてツイートされた。

しかし、これはうわさに過ぎず、マスクは実際に売ってはいないようでもある。

事前に予告されていた暴落

しかし、そのような報道のなか、ちょっと不気味な情報がある。

これは、日本ではほとんど知られていないようだ。アメリカにはアングラ系の画像掲示板、「4Chan」がある。ここは、トランプの熱烈な支持者が信奉する「Qアノン」というキャラクターが出現したサイトでもある。ときおり、意味深なメッセージが投稿され、それが後になって実現したこともある。

そのような「4Chan」に、ビットコインの暴落が始まる何時間も前に以下のような投稿があった。

「私がどんな企業で働いているかは言えないが、それは中華人民共和国に関係する大企業である。今回の(中国政府)の発表は、協定標準時間の午前7時までにビットコインの相場をできる限り下落させることが目的である」。

これが投稿されたのは、日本時間で5月18日の午前4時であった。次に、以下のような投稿をした。

「これは、他の企業がどこまで流動化するかに依存する。これはすごく大きな暴落で、進み方は速い。3万5,000ドル(約380万円)まで下げるが、3万1,250ドル(約340万円)まで下がるかもしれない」。

そして、次のように書いた。

「これは、特定の水準まで相場を下落させるための協調した売りだ。それは特定の保有者に、手持ちのコインを売らせるためだ。(この人物は誰かは言えないが、彼は底値で買った人物だ)。彼にコインを吐き出させ、流動化できたら、今度は(我々が)残りのコインをすべて買い、彼を破産させる」。

最後に次のように書き、投稿を締めくくった。

「この買いによって、ビットコインの相場は史上最高値の10万ドル(約1,100万円)を記録するはずだ。相場崩壊のニュースを信じてはならない。これはエリートが行っているくだらないゲームにしか過ぎない。暴落した後、相場を急速に引き上げる。まずは7万ドル(約710万円)が目標だ」。

Next: 投稿の通りに相場は展開か?「フィナンシャル・タイムス」も報道

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