赤ちゃんが泣きやんでくれない、なかなか眠ってくれない等々、尽きることのない子育ての悩み。殊に新米ママ・パパとなれば、時としてその度合が深刻なものになることも珍しくありません。そんな精神状態から無理なく脱却できる具体的な手立てを伝授してくださるのは、子育て支援団体「リスタート・ウーマン」の代表で子育てコーチ(CPCC)の資格も持つ山本節子さん。山本さんは創刊したばかりのメルマガ『「楽しい子育てメルマガ~子どもの人格の育て方・鍛え方~」by 子育てコーチ山本節子』で今回、赤ちゃんに安心感と信頼感を持ってもらうことができる接し方をレクチャーしています。
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赤ちゃんには成長意欲がある
今回は、「赤ちゃんの成長を楽しむ!」です。
生まれたばかりの赤ちゃんの成長は、めざましいものがあります。それは目を凝らしても見えません。「ブワッ、ブワッ」と、毎日大きくなる気配は感じることでわかります。1人1人の自ら成長するエネルギー(気)が、身体中に広がっているのです。すごいエネルギーですね。
この成長のペースは、1人1人異なります。その子のペースで大きくなっているのです。じっくりゆっくり成長する赤ちゃんもいます。これはその子の個性です。遅いくらいで丁度いいのです。
植物を育てることが上手な人は、子育ても上手です。愛情をもって成長を「待つ」ことができるからです。生まれながらに持っている成長意欲の種、自分でのびやかに成長するエネルギーを、愛情を持って見守ってあげてください。
赤ちゃんは感性の天才、泣き声から心を感じよう!
赤ちゃんは感情をもって生まれてきます。赤ちゃんだから何もわからないと、侮ってはいけません。赤ちゃんは、感性の天才と言ってもいいくらいです。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉が話せません。泣くしか、表現方法がありません。
「お腹がすいたよー」
「おむつが気持ち悪いから替えてよー」
新米ママやパパは、「ミルクもあげたし、おむつも替えたし…」と、泣きやんでくれない赤ちゃんを目の前にして、一緒に泣きたくなることもあるでしょう。
赤ちゃんが泣く理由はそれだけではありません。なにしろ、快適なママのお腹の中で10か月の間、マイペースでゆっくりしていたのです。それなのに、生まれたとたん、朝になって明るくなったり、夜になって暗くなったり、みんなが寝てシーンと静かになったり…と、はじめてのことばかりです。
基本、赤ちゃんは怖がりです。
「夜になって音がしなくてこわいよー」
「ママが傍にいなくて淋しいよー」
「抱っこしてほしいー」…
いろいろな要求を泣くことで表現します。泣いても誰も答えてくれないと、抗議して大泣きします。「プロテクト・クライニング」と言います。
大人だって誰も相手にしてくれずに無視をされると悲しいですよね。赤ちゃんも同じです。忙しいママは、泣くたびに応えていると疲れてしまうでしょう。でも、できるだけ、泣くことに応えてあげましょう。そのほうが早く泣きやみます。
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