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中国で「無人配送車」公道走行ついに解禁。当局と業界がタッグ、日本は追いつけるか?

コロナ禍で通販サイトの販売が増えるなか、配送スタッフの人員不足が問題になってきました。そこで、問題解決の切り札となる「無人配送」の試験を各国が重ねています。そんな中、世界に先駆けて北京市が、市内の特定区域の無人運送者の配送を許可しました。無人配送においても日本と中国の差は広がるばかりです。(『『中国ビジネス自由研究所~中国株・中国ネタで儲ける~』

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プロフィール:中国ビジネス自由研究所
世界第2位の経済大国である中国は、地理的にも近く、少子高齢化社会の日本が無視できない巨大マーケット、ビジネス・投資で儲けるうえで有望なマーケットです。皆さんのビジネスや資産にプラスの影響を与えられるメルマガを発行。著者は過去、大手投資会社にて、中国人投資家向けの投資アドバイザーとして従事。中国へ2度留学(①中国語語留学、②経営学修士MBA留学)、中国政府公認 中国語HSK6級・HSKK(口述試験)高級合格

北京市、EC大手に無人配送車の運行を許可

北京市がEC大手のJDと美団に対し、北京市内の特定区域における無人配送車の運行を許可しました。

いよいよEコマースで無人配送の実用化が始まりました。物流業界はEコマースの発展により、慢性的な人手不足に直面しています。

これは中国だけではなく、日本も例外ではありません。

人手不足により、ヤマト運輸の配送料の値上げ等が行われたことは皆様のご記憶にも新しいかと思います。

そんななか、無人で荷物を運ぶ無人配送車はEC・物流業界にとって画期的なものになります。

条例と独自ルールでしっかりと保護

今回の実証実験においては、車両コードを交付するほか、模範エリア内で適用される無人配送車専用条例が公布され、走行ルール、交通管理の方法なども明文化されています。

条例には無人配送車の規格、ナンバープレートの義務付け、加入できる車両保険の種類と金額、所管機関などに関する規定が盛り込まれています。

規格は荷重・走行速度等が定めており、合格した企業にのみ車両コードを交付。走行中の無人配送車は軽車両として扱われます。

Next: 反対していた中国当局が一転して後押し。日本は追いつけるか?

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