小中・保育施設で集団食中毒か 牛乳原因の疑い、市が調査―富山

2021.06.17
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by 時事通信


富山市の小中学校と保育施設で多数の児童や生徒らが体調不良を訴えた問題について記者会見する市教育委員会の大久保秀俊事務局次長(左)ら=17日午後、同市役所

富山市の小中学校と保育施設で多数の児童や生徒らが体調不良を訴えた問題について記者会見する市教育委員会の大久保秀俊事務局次長(左)ら=17日午後、同市役所

 富山市は17日、市内18の小中学校と保育施設で多数の児童や生徒らが体調不良を訴え、欠席したり早退したりしたと発表した。保健所関係者によると、給食などで出た牛乳が原因とみられる。市は集団食中毒の疑いがあるとみて、牛乳製造会社に立ち入り検査し、原因などを詳しく調査している。
 市によると、17日午前時点で、小中学校13校の児童・生徒と教職員391人と、保育施設5カ所の園児73人が欠席。同日午後時点では、小中学校の欠席者は1人増えて392人となったほか、438人が早退し、保育施設では欠席や早退した園児が100人となった。いずれも下痢や腹痛、嘔吐(おうと)、発熱などの症状を訴えているが、重症者はいないという。(2021/06/17-19:49)

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