キャンプで多いペットの「やけど」事故。獣医師が教える応急処置

shutterstock_786951328
 

レジャー施設の休業や時短、密になる祭りやイベントの中止が相次ぎ、家族連れのレジャーとしてキャンプがブームに。家族であるペットも一緒に行くのは当たり前。そこで増えているのがペットの火傷(やけど)です。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、著者で獣医師の佐藤先生が、近くに動物病院がないような場所でペットが火傷を負ってしまったときの応急処置の仕方を教えてくれます。

キャンプで多い、ペットの「火傷」の対処方法とは?

新型コロナウイルスの影響で「キャンブ」がブームになっています。しかし、ペットたちの怪我も多くなってきている事実もあります。山奥やキャンプ場では、動物病院がすぐにあるわけではありませんよね。飼い主さんができる、応急処置をお伝えしたいと思います。

1)冷たい濡れタオルを当てよう

火傷を負うとペットは痛みと驚きで動揺し、パニックを起こします。まずは抱っこをして気持ちを落ち着かせてください。そして、冷たい濡れタオルで、火傷した部分を冷やしてあげましょう。熱さが消えるまで続けることが大切です。

また、冷水を浸したタオルや包帯、ガーゼなどをあてて患部を守ってあげる事もとても大切な事です。

2)冷水をかけよう

火傷の範囲が広い場合は体全体を冷やす必要があります。ゴミ袋の大きなものを用意してください(70リットルくらいの大きなものがベスト)。それをお風呂のように使用します。氷水を作り、水をかけてあげてください。(川の水も冷たいので、火傷部分に当てないように足元を冷やすなどの利用はいいと思います。)

★まとめ
自己判断で火傷の薬などをつけると動物を刺激することがあります。とにかく、冷やして、早く動物病院に連れて行くようにしてあげてくださいね。

image by: Shutterstock.com

佐藤貴紀(獣医師)この著者の記事一覧

satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス 』

【著者】 佐藤貴紀(獣医師) 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 日曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • キャンプで多いペットの「やけど」事故。獣医師が教える応急処置
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け