双子の赤ちゃんパンダ誕生 シャンシャン以来4年ぶり―上野動物園

2021.06.23
0
by 時事通信


生まれた赤ちゃんを抱える上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」=23日午前(公益財団法人東京動物園協会提供)

生まれた赤ちゃんを抱える上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」=23日午前(公益財団法人東京動物園協会提供)

  • 上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん=23日午前(公益財団法人東京動物園協会提供)

 上野動物園(東京都台東区)は23日、雌のジャイアントパンダ「シンシン」(15歳)が赤ちゃん2頭を出産したと発表した。2017年6月のシャンシャン(雌、4歳)以来、4年ぶり。同園で誕生したパンダは6、7頭目で、双子は初めて。
 同園によると、1頭目は23日午前1時ごろに生まれ、2頭目は約1時間半後に生まれた。うち1頭の体重は124グラム。いずれも性別は不明という。
 2頭はいずれも大きな声で鳴くなどしており、母子ともに元気。当初、シンシンが右前脚で抱いていたが、一般的に2頭同時に世話することはないとされているため、飼育員が1頭を取り上げ、保育器に移した。もう1頭は、シンシンが世話を続けているという。
 記者会見した福田豊園長は「開園から140年となる記念の年に2頭が誕生し、大変うれしい。かわいい赤ちゃんパンダの成長を通じ、多くの方に楽しみや元気、安らぎを届けられれば」と話した。
 シンシンは2月下旬以降に発情の兆候が見られ、雄のリーリー(15歳)と同居させたところ、3月6日に交尾行動を確認。妊娠の可能性があるとして、6月4日から公開を中止していた。(2021/06/23-11:50)

print

人気のオススメ記事