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NYの視点:米6月ダラス連銀製造業活動指数、パンデミックの影響長引く可能性を示唆

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米6月ダラス連銀製造業活動指数は31.1と、5月34.9から予想以上に低下し3月来で最低となった。重要な項目である新規受注は順調に増加している。同時に、価格も引き続き上昇。原材料仕入れ価格は80.8と、5月の79.9からさらに上昇。販売価格も42.8と、38.4から上昇しそれぞれ過去最高を記録した。調査の回答者の61%はサプライチェーンの混乱問題を指摘した。2月の35.5%に比べて大幅に上昇。混乱問題に言及した回答者の中でも、おおよそ60%が事態がさらに悪化したと回答している。また、その45%が正常化には少なくとも7カ月かかると見ていることが明らかになった。本年中は、パンデミックによる供給問題がくすぶり価格を押し上げる可能性がある。

また、雇用に関しては、多くの申請者が提示した以上の賃金を要求してくると答えた企業が42.5%と、4月の33%から上昇。 労働者不足で、賃金の引き上げは避けられず、賃金の上昇がインフレの上昇をさらに後押しする可能性がある。

■6月ダラス連銀製造業活動指数
ビジネス活動:31.1(5月34.9、6カ月平均)

新規受注:26.7(5月20.8、22.6)
生産:29.4(15.7、25.3)
設備稼働:30.6(23.2、26.7)
受注の伸び率:23.4(19.5、19.2)
受注残: 21.3(19.8,17.8)
出荷:31.8(18.3、24.2)
入荷遅滞:26.9(30.1,21.8)
原材仕入れ価格:80.8(79.9、68.4)
販売価格:42.8(38.4、31.6)
賃金:48.1(39.0、31.0)
雇用:22.9(22.7、20.8)
労働時間:23.8(22.7、19.6)



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