東京五輪で日本が世界に恥を晒す「ドラクエリスク」とは?すぎやまこういちのLGBT差別に重大懸念、“物理テロ”発生を危惧する声も

2021.06.30
by tututu
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開幕まで1カ月を切った東京五輪・パラリンピック。急ピッチでさまざまな準備が進められていく中、メインスタジアムとなる新国立競技場では入念なリハーサルが行われているようだ。そこから漏れ聞こえてくるのは『ドラクエ』の音楽だといい、ネットでは「開会式の演出がドラクエ風か」「ドラクエ人気は日本だけなのに」などと話題になっている。

東京五輪、開会式は『ドラクエ』演出か?

紆余曲折がありながら1500億円以上かけて完成した新国立競技場から、まさかドラクエの音楽が流れてくるとは驚きだ。

SNSでは「ドラクエのテーマ曲が聞こえてくる」というツイートが続出。そのうちなぜか既に削除されてしまったものも複数あるが、多くのツイッター民から情報が寄せられている。

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詳細は不明だが、東京五輪の開会式で『ドラゴンクエスト』にちなんだ演出が行われるとみられる。

前回のリオ五輪の閉会式では、マリオに扮した安倍晋三首相(当時)が登場して周囲を驚かせるという演出があった。世界中で大人気のマリオだけに、多くの人が喜び話題となった。

それで味を占めたということなのか。今回の東京五輪ではドラクエがチョイスされたようだ。しかし、ドラクエ人気が高いのは日本だけ。マリオと比べれば圧倒的に人気は低く、むしろガラパゴス状態にあるといってよい。

ネットでは「スクウェア・エニックスならFF(ファイナルファンタジー)の方が良いのでは」「任天堂つながりでゼルダの伝説の方がマシだった」などの声があがっている。

おまけにスクウェア・エニックスはスマートフォンゲーム『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』の“10連ガチャ”で、実際は10回抽選していないことがバレて炎上、消費者庁から景品表示法違反があったと28日に行政指導を受けている。

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すぎやまこういち氏、LGBT差別発言擁護の過去

ドラクエの音楽といえば、作曲者であるすぎやまこういち氏を抜きにしては語れない。ドラクエシリーズだけではなく、競馬のファンファーレも手掛けるなど、作曲家として多大な貢献を果たしてきた。

しかし、その一方で、今年で90歳を迎えたすぎやま氏が「老害化している」としてネットを賑わすことがある。

2015年6月に公開された番組『チャンネル桜』に出演したすぎやま氏は、「生産性がない同性愛の人達に皆さんの税金を使って支援をする。どこにそういう大義名分があるんですか」と語った自民党の杉田水脈議員(当時は落選中)に対し、「正論ですよ」と同調。LGBT差別発言を繰り返す杉田氏をすぎやま氏は擁護していたのだ。

その後も杉田氏は同性カップルなどを否定し続け、大きな問題となったことは記憶に新しい。

東京五輪でドラクエの音楽が使用されれば、当然すぎやま氏も注目される。

そんなすぎやま氏のLGBTに対する間違った思想が世界へ広まってしまう恐れが出てきた。

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クローズアップされてしまえば世界中で炎上してしまうのは必至。世論が大騒ぎしかねない事態となる可能性もある。

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