大人であってもテキパキと動くのが辛くなるような鬱陶しい暑さが続くこの時期、小さなお子さんがグズってしまうのは仕方がないこと。しかしそれが登校前のタイミングだったとしたら、なんとか手を打たないわけにはいきませんよね。今回の無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』では、そんなときに役立つ「学校に送り出す作戦」を紹介。試す価値アリの「3ステップ」です。
暑いとグズる
いよいよ夏本番、な気候になってきました。最近困っているのは、朝の気温が高い(だいたい28℃以上)と、娘が必ずグズること。今朝も、
- 着替えるの、面倒~
- っていうか、起きるのもおっくう
- 学校行きたくない~
とグダグダ。壁の温度計を見れば、ちょうど28℃。非常に正確な温度感覚です(苦笑)。
私は子どもに「学校は絶対必ず行くべし」とは伝えていません。「体調が悪ければ、無理せず休め」ですし、たまにはサボるのも(大きな声では言えませんが)アリだと思っています。
ですが、28℃を超えると必ず休むでは、当分の間、学校に行けなくなってしまいます。なので今日は、うまく娘をサポートして、学校に送り出す作戦で対応しました。
1.冷却!
最初にやったのは、娘の体を冷やすこと。暑すぎると動けなくなるのは自然なことなので、まずは体・頭にこもった熱の解消から。濡れタオルを持ち出して、顔・頭・体を拭く。その間、扇風機もつけておく。
コレ、本当によく効くんです。
すっきりした娘は、声まで変わっていました(笑)。
2.気分転換!
さっきまでグズっていた娘は、一度言ってしまった手前、体が冷えてもまだ「行きたくなぁい~」と言っています。
そこで、古新聞を持ち出して、“新聞びりびり”開始!
※ “新聞びりびり”の詳細は、過去のブログ「やり場のない怒り」を参照ください
もちろんわたくし自ら率先して、実践いたします。
「もう、面倒だぁっ」
「暑くなると必ず『行きたくない』っていうから、やってらんね!」
「だだだだだだだぁ」
父の奇声に、思わず「ぷっ」と吹き出す娘。ここまでくれば、ほぼ大丈夫です。
娘は、私の手から新聞紙を奪い取ると
「もう、やだぁ!」
「お父さん、うるさい!」
「お父さん、変な声~!」
10枚くらい破って、気が済んだ様子。私が片付け始めると、「これも片付けといて~」と愛想良く、自分の破りカスを押し付けてきます(笑)
3.景気付け!
気分はすっかり元気モードに切り替わった娘、次には「お父さんのデッカイおにぎり食べたい!」とのリクエスト。いいでしょういいでしょう。作って差し上げましょう。
妻が用意を始めていた、おにぎり2つ分のご飯に、さらにご飯を追加して、ゆかりを混ぜて、どどーんと握ります。わざわざ我が家で一番小さいお皿を選んで載せて、
「はいよっ!デッカイおにぎり、一丁上がり!」
いつものように
「うわ、でかい」
「おお~、壊れる壊れる」
「っていうかお父さん、お皿小さいよぉ」
と楽しそうにブツクサ言いながら、モリモリ食べていました。
食べ終わって時計を見ると、ちょうど8時。娘の感覚では、かなりギリギリのきわどい時刻です。それでも、パニックになることもなく、
「歯磨きして、8時5分に出発する。そしたら、8時10分に着くから、大丈夫なんだよ」
と私を優しく諭してくれました(なぜ私に?)。
「行ってきまぁ~す」
いつものように大きな声で言って、出発していきました。
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