五輪ヤクザが私腹を肥やし、普通の親子は泣かされる日本。外国選手はとバスツアーの陰で小学生はオンライン修学旅行、異常な「スポンサーファースト」に疑問の声続々

2021.07.12
by tututu
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開幕まであと10日あまりとなった東京五輪。各国から選手団が続々と入国し、スタジアムなどの準備が進む中、大会組織委員会が7万人のボランティアに対して、活動日は自宅からユニホーム姿で通うように指示していることがわかった。東京新聞が報じた。なぜこのようなことまで指示されなければならないのか。すべてが五輪ファーストで進められる現状に国民から怒りの声があがっている。

「ユニフォーム着用」「靴はアシックス」ボランティアに強制

記事によると、ボランティアを対象にした研修会で、担当者から「活動日はユニホーム姿で会場に来るように」と説明があったといい、配布された資料にも明記されていたという。

組織委は当初「会場に更衣室がない」ということを理由にしたとされるが、東京新聞の取材に対して組織委は、「ユニホームを着ていただくことで、大会の雰囲気をボランティアの皆さんと一緒に作り上げていきたい」と述べたという。

東京五輪開催に対して反対の声が多い中、「協力したい」という善意の思いで参加するボランティアスタッフに、まるで上から目線で投げかけるような指示。とてもではないが、こんなことを言われて気持ち良く参加できるわけがない。

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また、神奈川県藤沢市の中学校には、聖火ランナーの伴走をさせるために各校から1人選出するよう依頼があったといい、その際に「アシックス社の製品を着用する(服・靴・帽子)こと、それ以外はロゴやブランドをテープで隠せ」との指示があったという。

なぜこのような指示をわざわざ出すのか。理由は明白で、アシックスが「東京2020ゴールドパートナー」だからにほかならない。

このような指示を出すようであれば、もはや五輪はアスリートのためではなく、スポンサーのためにあるといっても過言ではないだろう。

「外国選手にははとバスツアー」の一方で、学生たちはオンライン修学旅行

そんな中、東京五輪の選手村から外国選手らを乗せて都内の観光名所を巡る〝はとバスツアー〟が計画されていることがわかった。サンケイスポーツが報じた。

記事によると、観光地などに足を向けられない中、日本の文化に少しでも触れてもらうために企画されたといい、バスの中から景色を眺める分には問題ないと判断。13日の開村に向けて、選手らを迎える準備を進めるとしている。

なぜこんなことをわざわざする必要があるのか。市中に感染拡大の恐れを振りまくようなことをする必要はまったくないはずだ。

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これらすべてに共通するのは東京五輪ファーストという考え方。そこで生じる“不公平感”に国民は納得がいかないのである。

組織委が外国選手らのためのはとバスツアーを実施しようとしている一方で、学生たちは最大のイベントであるはずの修学旅行が相次いで中止。

何とかわずかでも思い出作りをさせてあげたいと、“オンライン修学旅行”を実施している学校もある。

たとえば、奈良県生駒市の小学校では、児童が様々な企画等を考えた動画をみんなで鑑賞し、修学旅行気分を味わった。また、青森県立八戸水産高校では体育館と京都をつないだオンライン修学旅行を実施。現地のバスガイドによる生中継や、動画配信で有名な寺院を巡る体験を通じ、旅行の雰囲気を味わった。

また、岐阜県の小学校では修学旅行の代わりに1泊の校内キャンプを実施。こちらを発案したのは児童たちだったといい、校内きもだめしなども行われ好評だったという。

こうした涙ぐましい努力を若者や子どもたちはしているのに、東京五輪に関わる大人たちは好き勝手なことばかりしている。

上級国民や五輪貴族たちは優遇され続け、いつも犠牲を強いられるのは若者や子供たちだ。そこに不公平感を感じるのは当たり前だといわざるをえない。

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東京五輪開催ありきで進められ、思い出作りも許されない今の日本。もはや東京五輪開催の意義がどこにあるのかさえわからなくなっている。

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