「NPO法人若者メンタルサポート協会」理事長・心理カウンセラーとして多くの若者や彼らの家族の心を救い続け、高い評価を得ている『あなたは何も悪くない』の著者としても知られる岡田沙織さん。そんな岡田さんのメルマガ『3万人を笑顔にした『自分と向き合って人生を変える心理学』by心理カウンセラー岡田沙織』の配信が、7月12日よりスタートしました。今回はその創刊号の中から、人は必ず「過去」「現在」「未来」の3つのタイプに分けられそれぞれ特徴的な特性があるという岡田さんオリジナルメソッドの、「過去タイプ」についての解説を特別掲載。このタイプに該当する人に、「自己受容」が重要である理由も詳説されています。
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オリジナルメソッド~時制~生まれ持っての3タイプ「過去」タイプ編
私がパートナーとお伝えしているカウンセラー養成講座では、主にNLPを用いた心理学講座を行なっていますが、そこでオリジナルでお伝えしている「時制」というメソッドがあります。講座内でもいつも大好評で、外で話しても皆さん興味津々で必ず納得されるオリジナルメソッドなのですが、私の著書でも少し触れていますが、今回はその時制についてお話を…。
人には生まれ持っての特性があり、必ず3つのタイプに分かれる「時制」というものがあります。「過去」「現在」「未来」の3タイプに分かれ、それぞれ特徴的な特性があるのですが、簡単に説明すると、人それぞれどこの時間軸に重きを置いているか人によって違います。
この特性がわかると、コミュニケーションにも大きく活かせますし、何より「人と自分は違うんだ」ということを改めて認識できるのです。
今日はその中の「過去」タイプについて解説を…。
過去タイプは文字通り、「過去」に時間軸があり、意識が過去寄りになっています。
例えば…
- 引きずっている出来事があり、それにより自信をなくしたり過去にしたことを悔やんだり、後悔の念にかられる
- また同じような悪いことが起こるのではないか?という不安に襲われることがある
- 過去の栄光に浸る傾向もあり、過去の楽しかったことや、輝かしい出来事をずっと忘れずにいる
- いつでも過去の出来事に戻ることができる(誰もが忘れてるようなことを覚えていたりする)
- 記憶力がいい 等々
意識が過去に向きがちなので、自分に対してはもちろん人に対しても、過去に価値を感じる傾向があるのです。
過去タイプの人のあるあるを挙げると、同窓会では「あの時〇〇と△△が喧嘩してさ~、××になったことあったよね!」と過去のことをとっても覚えていて思い出話に花が咲きがちだったり、就職先を選ぶ時も大手企業や歴史のある会社など過去に実績がある企業を選ぶ傾向があります。
過去タイプの人は過去に重きを置いているので、思い出もすごく大切にしています。
なので他のタイプからは「よくそんなこと覚えてるな!」とか「いつまで過去を引きずってるんだよ」と言われることも多かったりするのですが、決して言われるような未練たらしいわけではなくて、過去を大切にしているだけのこと。
同時に、過去に引っ張られやすいので、過去に深い傷があるとフラッシュバックやトラウマとして長年残る傾向もあるので、このタイプの人が過去にツライ体験などしていた場合、きちんと癒して昇華することがとっても大切です。
私たちの講座でいう「自己受容」がとにかく重要なタイプになります。
次回は、今を生きる「現在」タイプについてお伝えしますね!
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