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オンライン旅行「また参加したい」称賛続出のワケ。実は明るい観光業の未来、コロナ後もブーム継続=俣野成敏

コロナ禍で「オンライン旅行」が流行っています。参加者の満足度はかなり高く、リピート率は60%超とのこと。いったいどんな魅力があるのでしょうか?コロナで打撃を受けた観光業ですが、復活の日は近いかもしれません。(俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編

【関連】サラリーマンが会社で覚えた技術で副業する3つの方法。新たに「手に職」は遠回り=俣野成敏

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編』2021年7月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
ビジネス書著者、投資家、ビジネスオーナー。リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012年に独立。フランチャイズ複数店舗のビジネスオーナーや投資家として活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。自著『プロフェッショナルサラリーマン』が12万部、共著『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが13万部を超えるベストセラーとなる。近著では『トップ1%の人だけが知っている』のシリーズが11万部に。著作累計は48万部。ビジネス誌やwebメディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を5年連続受賞。

最近、流行りの「オンラインツアー」とは?

今回は「ニュースから、世の中の変化を読み解いてみよう(オンライン交流編)」特集をお送りします。

コロナによって、一気に普及したのがオンライン交流です。もちろん、前々からオンライン会議なども行われていましたが、あくまでもオフライン(対面)の補助的な役割でしかありませんでした。本日は、オンライン交流が「人間関係=世の中」に与える影響について考えてみたいと思います。

最近、「オンラインツアー」が流行っているのをご存知でしょうか?

※参考:【オンラインツアー実態調査】リピート率60%超、コロナ終息後の参加意向50%超、人気テーマは「ライブ中継」、参加目的は「旅の予習」がトップ – トラベルズー・ジャパン株式会社のプレスリリース(2021年7月2日配信)

国内外を問わず、自粛を要請されている状況下で「現地に行くことができないのなら」、というので代わりに登場してきたのがリモートトラベルです。

これは、Web会議ツールのZoom等を使って現地中継を行い、リアルタイムで自宅に居ながらにして当地の雰囲気を味わう、というツアーです。

私自身も、実際に人気No.1というオンラインツアーに参加してみたのですが、直ぐにまったく別のツアーにも申し込みをしました。

私が参加したのは「ケニア・ナイロビ国立公園サファリライブツアー」。現地のツアーコンダクターがサファリから動物の様子を生中継で案内するというものです。

ファミリーを中心に30組ほどが参加していましたが、現地人ガイドのユニークな関西弁の独特の言い回し、そしてライブならではのハプニングと相まって、多くの人がチャットに質問や喜びのコメントを寄せていました。

コロナ禍を追い風にビジネスとして急成長

オンラインツアーで大切なのは、「リアリティ」と「臨場感」です。例えば、ワイナリー見学ツアーで実際に現地のワインが送られて来たりという演出は、リアリティを感じさせるのに打って付けでしょう。

すでに、世の中にはYouTubeなどの動画コンテンツがたくさんあるとはいえ、オンラインツアーには、「ライブ中継で顧客と現地を直接つなぐ」という強みがあります。参加者側からコンダクターに質問したり、「もう少し右側を映してもらえますか?」などと依頼したりすることもできます。

しかも、「移動時間がかからない」「ご年配の方や、体の不自由な人でも参加が容易である」という、オンラインツアーならではのメリットもあります。

参加料も3,000円前後が多く、気軽に参加できます。

ご存じの通り、Zoom自体は前々からありましたので、オンラインツアーは、もっと前に生まれていてもおかしくないサービスでした。

とはいえ、自由移動が可能だった時に、オンラインツアーを大々的に売り出しても、ビジネスになるほどの需要はなかったでしょう。

危機の中だからこそ、新しいビジネスモデルが生まれ、世の中にも受け入れられる余地ができたわけです。

Next: コロナ後もオンラインツアーは観光業の武器になる

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