東京五輪は泥船なのか。IOCバッハ会長が早くも“逃げ宣言”、すべての責任を日本に押し付け中国逃亡?

2021.07.21
by tututu
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目前に迫った東京五輪の開幕式に先立ち、ソフトボール1次リーグの日本―オーストラリア戦が21日に行われ、8-1で日本が5回コールド勝ちを収めた。いよいよ本格的に五輪がスタートする中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が20日、IOC総会の冒頭で演説したが、まるで“逃げ支度”をスタートさせるかのような発言に批判の声が高まっている。

バッハ会長が「東京五輪開催に疑念」今さら発言で炎上

2日間にわたって東京で行われるIOCの総会。その中で、バッハ会長は東京五輪の開催に疑念を持っていたことを明らかにした。朝日新聞などが報じた。

記事によると、バッハ会長は「延期を決めてから15カ月間、非常に不確実な理由で日々の決定を下さなければならなかった。私も未来がどうなるか分からなかった」と述べたうえで、「だからこそ、我々の胸の内に疑念をとどめなければならなかった」と明かしたという。

また、「今回は日本人の忍耐強さを示す大会になる。日本も輝く時だ」などとも述べ、ホスト国である日本に対してメッセージを送った。

23日に行われる開会式を前にこれまでを振り返った形となったバッハ会長の言葉だが、こうした発言に「早くも責任逃れか」「何かあったら日本のせいにするつもり?」「第3者的立場を敢えて強調しているみたい」など批判の声が数多くあがっている。

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「バッハが逃げた」東京五輪開催はすべて日本の責任

なぜこうした批判が起きるのだろうか。

まず、東京五輪の開幕を目前に控える中、どうして今さらこのようなことをわざわざ言うのか理解に苦しむ。バッハ会長の発言は遠回しに「実は開催は難しいと思っていた」と言っているようなもので、「我々の胸の内に疑念をとどめなければならなかった」のであれば、ずっと秘めておけばよい話。

今言ったところで後出しジャンケン感は否めない。聞かされた側としては、「だから何?」と思わざるを得ないだろう。

さらに、バッハ会長のコメントはどこか責任転嫁を思わせるように聞こえる。というのも、東京五輪が開幕に向けて動き出したとはいえ、パラリンピック終了まで滞りなく行われるとは限らず、コロナ感染者爆発により途中で中止になる可能性を秘めている。

そのため、先に「東京五輪はすべて日本の責任」で行われているとし、早くも逃げの体制に入ったのではないかという見方もある。

こうしたことから、ネットでは「バッハが逃げ支度スタート」「逃げ足だけは早いな」「誰も寄せ付けないロケットスタート」など揶揄する声があがっている。

バッハ会長の一連の発言は、今さら言うなという“出遅れ”と、責任逃れの“素早さ”から、五輪的にいうなら「出遅れフライング」とでも呼べそうだ。

日本人には「忍耐強さを示す大会だ」「日本も輝く時だ」などと鼓舞するようなことを言いながら、100メートル走で金メダルを獲れるぐらいの超速で逃げる始末。まるで東京五輪は“泥船”だと言っているようなものである。

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先日、誤って日本人を“チャイニーズピープル”と発言したように、バッハ会長の目はすでに中国へ向いている。2日後に開幕する東京五輪はどんな大会になるのだろうか。

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