ドラゴン桜指南役が伝授。子供が「習い事やめたい」と言い出した時の対処法

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子どもが「習い事をやめたい」と言い出した時、親としてどのような対処をすればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、子どものためになる対処法を伝授しています。

「もう習い事を止めたい」――急に子どもに言われたら対処すべき「3つのポイント+1」

■習い事を止めると、「我慢できない子ども」に育つ? 

子どもの習い事について、よく相談を受ける。本人が「やりたくない」といい出したときにどう対応するか、ここで特に悩む親御さんが多いようだ。

習い事を始めた以上、できるだけ続けてほしい。少なくとも何らかの成果が出るまでは続けてほしい、とほとんどの親は思っているはずだ。

そのとき、親はこんな心配をする。

「今は一時的に困難に直面しているだけで、この困難を乗り越えられればずっと続けられるのではないか?」

「ここで簡単に止めさせると、嫌なことがあったらすぐ逃げる子になってしまうのではないか?」

こうした心配は当然のことだ。たしかに、最初は嫌でもだんだん好きになることもある。少しでも上達すれば、面白くなってさらにがんばるようになるかもしれない。

だが一方、何年経っても好きになれない習い事もある。嫌な気持ちが重くのしかかったまま子ども時代を過ごすのは、不孝なことだ。もっとその子に合う習い事があるのなら、思い切って替えたほうがいいに決まっている。

その習い事が子どもに合っているか見極めるのは、なかなか難しい。でも、「一時的な感情で止めたいと言っている」と判断するなら、少しごまかしながら続ける手もある。

最初に押さえておくべきポイントは、なぜ止めたいのかを子どもにちゃんと聞き、原因を調べることだ。一時的に自信をなくしている、あるいは友だちや指導者との人間関係で嫌気が差しているようならば、子どもをほめて自信を持たせたり、愚痴を聞いてやることも大切だろう。

指導方法について相談したり、担当の指導者を替えてもらう、通う回数を減らす、レベルを下げる、習う場所などを替える、といった対応が有効な場合もある。

それでも状態が変わらなければ、その習い事に固執しないほうが、子どものためだ。

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