サトウサンペイさん死去、91歳 漫画家「フジ三太郎」

2021.08.06
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by 時事通信


漫画家のサトウサンペイさん 

漫画家のサトウサンペイさん 

  • 1986年4月3日に掲載された「フジ三太郎」の4コマ漫画(C)サトウサンペイ 画像提供:ジェイ・キャスト

 「フジ三太郎」などサラリーマンの日常を描いた4コマ作品で知られる漫画家のサトウサンペイ(本名佐藤幸一=さとう・ゆきかず)さんが7月31日午前11時30分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都内の病院で死去した。91歳だった。名古屋市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻みどりさん。
 1929年に名古屋市で生まれ、大阪市で育った。京都工業専門学校(現京都工芸繊維大)卒業後、大丸(現大丸松坂屋百貨店)に入社。宣伝部に勤め、社内報に漫画を寄稿したことなどをきっかけに、新大阪新聞の4コマ漫画「大阪の息子」で51年デビューした。
 拠点を東京に移し、65年4月に朝日新聞夕刊で連載を始めた「フジ三太郎」は、高度経済成長からバブル期に至る平凡なサラリーマンの日常をユーモアや風刺を交えて描き、人気を集めた。79年に朝刊に移った後、91年9月まで26年半、8168回に及ぶ長期連載となった。(2021/08/06-10:02)

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