ブラジル産のコーヒー豆が寒波や物流費高騰の影響で高騰。7月に霜が降りたことは、来年以降も影響が続くとの見立てかコーヒー豆の先物相場はさらに上がりました。私たちが飲むコーヒー代への影響もあるでしょう。得する・損する企業はどこか、投資家ならもっといろいろと調べて準備できそうです。(『新天地の株式投資日記』)
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プロフィール:新天地
祖父の影響で子供の頃から株の売買を行う。株の取引を仕事にすべく証券会社に就職し、歩合ディーラーを経て現在はデイトレーダー。いち早く相場の流れを読み切ることと、空売りが得意技。
コーヒー値上がりへ
今年の7月・8月、ブラジルは(南半球だから冬)寒波だったんです。
「地球温暖化なのに寒波か?」っていう人がいますが、ある場所で温暖化が起こると、まま別の場所で寒波が発生したりします。
で、先月7月あたり、ブラジルのコーヒー畑に大量に霜が降りた。
今年のブラジルの収穫は8月いっぱい。ある程度はもう済んでるはずですから、いまはまだそこまでは影響ないけど、9月から値上がりしてくはず。
コンビニのコーヒーがいくら原価10円といっても、それなりに影響はあるはずです。
そして、7月に霜が降りたことは、来年とてつもなく大きな影響を出すはず。コーヒー豆の先物相場はさらに上がりました(※編注:原稿執筆時点2021年8月9日)。
投資家は先を見据えてどう動くか?
コーヒーは次の収穫こそ来年の5月〜8月ですが、その前に雨季にあたる今年9月以降に花をつけるんだそうな。
それが霜の影響で花が咲かないんじゃないか?もちろん、どれくらい咲かないのか今はわからない。思惑でコーヒー豆相場が高騰したというわけ。
さて、ふーんな話です。コーヒー愛好家や喫茶店オーナーは値上がりは痛いです。でも、普通の人はふーんで済ませるでしょう。
でも、しかし、投資家はいろいろ調べるべきなのです。何を調べるべきでしょうか?
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