ソフトバンクG、純利益4割減 中国規制リスク見極め―4~6月期

2021.08.10
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by 時事通信


決算説明会に臨むソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=10日午後、東京都港区

決算説明会に臨むソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=10日午後、東京都港区

 ソフトバンクグループ(SBG)が10日発表した2021年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比39.4%減の7615億円だった。前年同期に米携帯電話子会社の株式売却に伴う一時的な利益を計上した反動で大幅減益となった。海外上場する自国企業の管理を厳格化する中国政府の方針を受け、SBGは対中投資を慎重に判断する構えを示した。
 人工知能(AI)など先端技術を扱う新興企業に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の投資利益は、2.9%減の2878億円となった。上場投資先では、中国の配車サービス大手、滴滴出行など6社の評価益で利益が膨らんだ半面、韓国のネット通販大手クーパンなど9社は評価損を計上した。(2021/08/10-19:03)

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