男女の相性って、いろんなところで問題を起こします。性格やお金の価値観、ワークライフバランスなどさまざまな場面で「合う、合わない」がついてくる。
もちろん、なんでも100%一致する相手は存在しません。「合わない」部分は、妥協というか、我慢したり、合わせることができるものならいいけど、「性」 に関しては、妥協や我慢や合わせることが難しいですよね。きょうは、そんな「性」についてお話したいと思います。
「愛」と「性」は人それぞれ
性的な部分で相性が合えばいいのですが、これが問題になることが結構ある。クライアントさんのなかには「自分の性欲が強い(弱い)のがいけない」といってくる人もいるのですが、そこが問題なのではありません。
お互いの性欲が強いもの同士・弱いもの同士なら何も問題ないのですが、性欲が強い男性と弱い女性、もしくはその逆のカップルの場合、そこを折り合いをつけることは難しいのです。
実際、離婚の原因として多くあげられるのは「性格の不一致」ですが、この「性格」のなかに、本当は性も含まれているのではないか…とも感じたりします。
どんなに相手と仲よくできても、仕事やお金に対する意見が一致していても、万が一、性的欲求の不一致があればそれは我慢しないほうがいいでしょう。なぜかというと、いずれ「日々の我慢」が募っていって、大きな問題に発展する可能性が高いからです。
なかには、性的に相手を求めることが 「愛情表現」 になっていて、同時に 「愛情を確認する作業」 にもなっていたりするかたもいらっしゃいます。
だからパートナーから拒否されると、途端に不機嫌になる。しかし求められた側からすると、性的な交流の前に、気持ちの繋がりや気遣い、思いやりなどが見えないとその気にすらならないことも多いですよね。
ほかにも、端的にいえば、ヤらせてもらうために頑張って優しさを見せる…という打算的な行動をして、精神的な繋がりを軽んじるかたもいるでしょう。
愛情表現・愛情確認が、セックスに結び付いていることを知らないかたもいるので、性的な交流をそれほど重視してないこともあったり、家事、育児、仕事でグッタリしているときに、無理やり求められたりすることがもはや「自分のことばっかりなロクデナシ」にしか思えないことも多く、余計に拒否したくなる…ということもあります。