今年のフジロックは“大麻で芋づる逮捕”に要注意。コロナ下の音楽フェスで警察が本気を出す理由とは?

2021.08.20
by tututu
フジロックフェスティバル②
 

新潟県湯沢町の苗場スキー場を舞台に、国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が20日から始まった。「3大ロックフェス」の一つとして知られるフジロック、昨年はコロナ禍で中止したが、今年は13都府県に緊急事態宣言が出ている中での開催。地元からは歓迎の声があがる一方、不安の声も漏れてくる。

フジロック開幕も出演者たちのキャンセル相次ぐ

2年ぶりの開催となるフジロックフェスティバル。主催者側は新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底した上で行うとしたが、出演者たちからは参加辞退が相次いだ。

歌手で女優の小泉今日子(55)は21日にミュージシャン・上田ケンジと行う予定だったトークイベントの出演をキャンセル。他にも、津田大介、大友良英、鎮座DOPENESSらの出演を見合わせたことが明らかとなっている。

フジロックなどと並び3大ロックフェスとされる「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(茨木県ひたちなか市)は「地元医療機関の負担が増す」と懸念する地元医師会の要請を受け、8月7~9、14、15日に行う予定だったイベントの中止を決断。フジロックフェスティバルもその動向が注目されていた。

主催者側は公式サイトで、「来場者を例年の半分以下に抑制」「酒類の販売・持ち込み禁止」「立ち位置指定・ブロック設定による人数制限」「希望者に無料抗原検査」など、多岐にわたる感染防止対策を施すとしている。

しかし、すでに会場周辺には全国各地からやって来たとみられる他県ナンバーが続々と集合。地元住民の不安は募るばかりのようだ。

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今年のフジロックで狙われる「大麻取り締まり」

賛否両論ある中、開催を強行するということは、それだけ周りからの目も厳しくなる。

感染者を出さない、クラスターを発生させないということはもちろんだが、それ以外の余計なことで世間を騒がせるわけにはいかない。そのため、今年はこれまで以上に取り締まりが厳しくなりそうだ。

2008年7月にはフジロックを鑑賞しに来ていた音楽プロデューサーが大麻取締法違反の現行犯で逮捕されたという事件も起きている。

調べによると、逮捕された音楽プロデューサーは宿泊していた新潟県湯沢町のホテルで意味不明な言葉を繰り返していたため、不審に思った従業員が警察へ通報。カバンの中に大麻約0.6グラムを所持していた疑いで駆けつけた署員に逮捕された。

もちろん大麻の所持は違法であり、主催者側は薬物追放を訴えている。しかし、世界中を見ても音楽フェスでの薬物問題は深刻で、イベントが薬物の温床になっているとの見方もある。

音楽業界に詳しい関係者は次のように語る。

「音楽イベントだからと、これまでは大目に見られてきたことがあったかもしれません。なぜなら、お酒を飲んで暴れられると困りますが、大麻では同じようなことが起きないからです。今年はアルコールの販売や持ち込みが禁止されているため、より薬物の方に監視の目がいっているといいます」

今年はコロナ禍の開催ということで、ただでさえ地元住民からは懸念が寄せられている。そのため、例年以上に厳しい取り締まりが予想されている。

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もし薬物で逮捕者が出るようなことになれば、今後のフジロックの存続にかかわる大問題となるのは明らか。本気を出そうとする警察にフジロックが狙われている。

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