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日本を最弱国にした歴代自民「丸く収めよう」外交の罪。対立を恐れる国は隣国に喰われるだけと気づけ=鈴木傾城

日本の尊厳や国益は「丸く収めよう」とする外交的態度によって大きな損害を受けている。もう、終わりにしなければならない。日本の国益を強大に主張し、それをいちいち中国・韓国・北朝鮮に理解を求める姿勢を改めなければならない。相手がどうだろうと、絶対に折れない精神力が今の日本の政治や外交に求められている。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。

相互理解より相互対立の方が拡大しているではないか

日本の政治家は他国と問題が発生した時、「外交ルートを通じて、日本の考え方を説明し、理解してもらえるよう努める」とか言う。

そして相手に突っぱねられたら「遺憾だ」と言って後は何もしないでうやむやに過ごす。中国・韓国・北朝鮮にはいつもそうやって問題を先延ばししている。そして何も解決しない。

この「理解してもらえるよう努める」というのは無駄な努力だ。むしろ大きな批判を浴びることになる。

なぜなら、価値観や文化や歴史というのは、相手にとっては「絶対不変なもの」であり、まさに「自分の価値観こそが正しい」という思い込みの世界であるからだ。

たとえば日本人は世界中の誰もが「平和や平等を望んでいる」と思い込んでいるのだが、実際にはそうではない。たとえば、中国共産党はそんなものを望んでいるとは思えない。

文化や社会や言語や国が違うと、価値感が違っているので、相互理解が不可能なことがある。話せば話すほど乖離が広がって、理解どころか衝突になる事柄もある。

それが世界の現状なのだ。だから世界は対立し、グローバル化が進めば進むほど、その対立は先鋭化していく。

相互理解よりも、むしろ相互の対立と衝突が目立つようになっているのが現代社会である。

世界情勢を見てみればいい。相互理解より相互対立の方が拡大しているではないか。国家と国家の間だけでの現象ではない。個人と個人の間でも、価値感が違って相手を理解ができず、対立が先鋭化しつつある。

人種間で、民族間で、世代間で、性別間で、経済格差間で、それぞれ対立がどんどん広がっている。

日本の存在も、日本人の生き方も、日本の歴史も否定される

立場が違って感受性が違えば、言葉ひとつにしても相手の言っていることが理解できない。同じ単語、同じ言葉を聞いても、受けるインパクトや印象は人によってそれぞれ違うので、場合によっては理解ができなくなる。

性別が違えば、それで相手が理解できないことがある。年代が違えば、同じ日本人でも外国人並みに相手が理解できない。

長年連れ添った夫婦でさえ、相手が理解できないことも出てくる。いくら何十年一緒にいても「違う人間」である以上、相手が理解できないことが生まれて当然だ。

どんな立場のどんな人間でも、自分の主張を全員に理解してもらうというのは不可能である。価値感を共有していなければ、いくら話しても永遠にすれ違う。

「理解してもらう」という努力をすることは必要だが、自分の主張、自分の存在、自分の意見を、きちんと説明すれば分かってもらえると思うのは大間違いだ。説明しても分かってもらえないのが現実なのだ。

個人間でさえそうなのだから、組織や国をまたいだ相互理解というのは、いかに難しいか分かるはずだ。日本という国がいくら「日本の考え方を説明し、理解してもらえるよう努める」を徹底しても理解されない可能性は高い。

つまり、日本が今後何をしても、どのように気くばりしても、どう言葉を尽くしても、それは実を結ばない可能性があると思わなければならない。

日本の意見は必ず否定される。日本の存在も、日本人の生き方も、日本の歴史も、やっていることも、言っていることも、何もかもが必ず批判され否定される。日本の立場を説明しても、絶対に納得しない国も出てくる。

それは、中国・韓国・北朝鮮と言った周辺国の言動を見れば誰でも気付く。

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