同じようで違う英語の不思議。実は、イギリスで「ズッキーニ」は通じない

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2021/04/09

誰しもが一度はふれる言語といっても過言ではない「英語」。世界の共通語のひとつでもあるので、習得したいというかたも多いですよね。

でもその前に知っておきたいのが、世界には多数の言語があるように、英語のなかにもさまざまな種類があるのはご存じでしょうか。

よく知られているのは、イギリス英語アメリカ英語。実は同じようで違う、英語を話す人々の間でも伝わらない単語があるのです。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

イギリスで「ズッキーニ」は通じない?

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日本人が間違えやすい単語、イギリス英語特有の単語や表現、映画やテレビ番組で見つけたコレ!という表現など、みなさんの英語力に結びつくような表現をご紹介。

今回は、私がイギリスに来てちょっと驚いた、野菜の単語についてお話します。それは、「ズッキーニ」です。 野菜が好きではないかたは、ズッキーニと聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、「キュウリ(英語でcucumber)」に似た、外側は深い緑色、中は白っぽい色の野菜です。よくイタリア料理やフランス料理に使われます。

ズッキーニは、英語では「zucchini」と書きます。ですが、これはアメリカでのお話。

イギリスでは、「courgette」といいます。スペルや発音が少し違うどころの話ではなく、全く違う単語なのです。ですから、イギリス人に「ズッキーニ」といっても、何のことか分かってもらえません!

こちらのサイトで、courgetteの発音が確認できます。ちなみに、zucchiniの発音はこちらです。

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調べてみたところ、イギリス英語の「courgette」は、フランス語と同じスペルなんだそうです。そして、アメリカ英語の「zucchini」は、イタリア語なのだとか。


フランスとイタリアはお隣さん同士なのに、スペルも発音も全く違うというのは、新しい発見です。

そして、イギリス英語はフランス語から、アメリカ英語はイタリア語から言葉を輸入したというのも、面白いですよね。

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大の苦手科目だった英語を克服し、オーストラリアの大学院で博士号を取得(日本語応用言語学)、現在は英国の大学で教鞭をとる現役講師がお伝えする『私のIELTS英語学習法』。 IELTSのスコアを短期間でアップした経験談を始めとして、いろいろと試行錯誤を重ねてきた中で“これは効果があった”という方法、英語学習苦労話などなど、皆さまにこっそりお伝えします。また、イギリス日常生活の一コマもご紹介します。どうぞよろしくお願いします。

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