昼は田園、夜は露天で絶景星空。オトナの心をほぐす道の駅「中山盆地」
県立ぐんま天文台のある群馬県吾妻郡高山村は、星空が綺麗なまちとしても有名ですが、のどかな田園風景にも定評があります。
そう、田園風景といえば、田んぼアート!ここ、高山村の道の駅、道の駅「中山盆地」でも田んぼアートを見ることができるため、早速行って参りました。
ところで私、2019年だけで7つも田んぼアートをめぐっています。そろそろ肩書きに、“田んぼアート評論家”と書いても良さそうな気がしてきました。
星空と田んぼに癒される、道の駅「中山盆地」
道の駅「中山盆地」の田んぼアートですが、その場所は道の駅に到着するとすぐにわかります。
道の駅の入口左手にある田んぼアートは、田んぼ脇の道からも見ることができるのですが、この入口自体が上り坂となっており、道の駅も高台に位置しているため、道の駅の駐車場側から見た方が眺めもいいですよ。
ビューポイントの角度から三脚などを使わずに写真を撮るとすると、もう少し崩しがほしいところですが、田んぼの大きさからするとこれが限界なのかも。十分に見て楽しむことは可能です。
同所の田んぼアートは毎年干支をあしらえ、それと共にここ数年は“ぐんまちゃん”が描かれていましたが、2019年はちょっと趣向が違います。
どういうことかというと“イノシシ?”と、“ぐんまちゃん?”と、両方ともにハテナが付くなんともアーティスティックな作品となっているのです。
しかしこのイノシシっぽい絵、どこかで見たことがありませんか?そう、2018年あたりからなにかと話題になった「バンクシー」の作品とされた、傘と鞄を持ったネズミねずみの構図にそっくりなんです。
構図は似ていますが主体をネズミではなく、イノシシとしているのです。そのことから、ぐんまちゃんぽいキャラクター(コンセプトはネコでしょうか?)も、ハテナを掲げているよう。なんとも、考えさせられる作品ですね。
せっかく来たので道の駅全体も楽しみましょう。同所は比較的施設の多い道の駅で、遊具やレストランのほか、日帰り温泉施設や、宿泊施設なども備えています。このため、家族で一日ゆっくり過ごすことも可能です。
日帰り温泉施設の「高山温泉ふれあいプラザ」では、2種類の天然温泉を楽しめます。館内にはお食事処もあり、宴会もできるので、大人数で楽しむのもいいですね。
露天風呂もあり、午後9時までの営業のため、これからの季節なら夜には満天の星空を眺めながら湯船に浸かることもできそうです。
また、宿泊施設として8棟のコテージが備えられており、泊まりで高山村の星空を楽しむこともできちゃいます。
昼間は田園、夜は星空、気軽に楽しめる夏はもちろんですが、星の観察には、空気が澄んで来る冬場もいいですよね。
コテージは、1棟1泊1万5000円~1万8000円で、定員6名とのこと。6名で宿泊した場合には、1棟1万8000円の場合でも一人頭3,000円!とてもお得ですね。
同所では季節ごとにさまざまなイベントを行っており、なんと約2カ月おきに手打ちそば無料配布イベントも開催しています。
当然、数量限定ですが、ぜひとも気になるその味を堪能してみたいところ。前回の配布が2019年8月31日だったので、次は10月ごろでしょうか。公式サイトをこまめにチェックしてみてくださいね。
- 道の駅「中山盆地」
- 群馬県吾妻郡高山村大字中山2357-1
- 0279-63-2000
- 定休日:12月~3月 毎10日(土日祝の場合は翌平日)/4月~11月無休
- 4月~10月 9:00~18:00/11月~3月 9:30~17:30
- 公式サイト
なお、県立ぐんま天文台も近くにあるので、少し足を伸ばして立ち寄ってみるのもいいですよね。
都会では味わえないのどかな昼間と、都会では味わえない満天の星空、心を休め、高山村で静かな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 県立ぐんま天文台
- 群馬県吾妻郡高山村大字中山6860-86
- 観覧料・大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料
- 休館日:月曜(月曜が祝日、振替休日の場合は翌平日)/年末年始(12月27日~1月5日)
- 夏季(3月~10月):1o:00~17:00、19:00~22:00/冬季(11月~2月):10:00~16:00、18:00~21:00(夏冬共に火曜は夜間閉館)
- 公式サイト
- image by:photoAC
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