複数部署の兼務で忙殺されるリーダーでも生産性を上げられる方法

shutterstock_1340901746
 

仕事ぶりを評価されリーダーの立場を与えられたものの、メンバーのサポートなどで自分自身の仕事の能率が上がらないという話はよく聞きます。「どうしたら生産性を上げられますか?」と相談を受けたのは、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さん。リーダーの仕事は個人の生産性よりチームや会社全体の生産性を上げることとズバリ回答し、メンバーや部下の能力を伸ばすための2つの方法を伝えています。

どんな質問にも答える人気コンサル、永江一石さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

リーダーが仕事の生産性を上げるには

Question

shitumon

少し漠としたご質問になりますが、仕事の工夫について永江様が実践されている・意識されていることなどをお聞きしたく存じます。

私は会社勤めでいくつかの部署・会社のリーダーを兼務しており、日々マルチタスクで多量の仕事をしていますが、やはり日々忙しく、どうしたら少しでも仕事の生産性を上げられるか、視点や工夫のヒントを得たいと思っております。

永江様が、多様・多種の案件をこなされる中で、付加価値や生産性を高めるために実践されている仕事の工夫は何かと聞かれたときに、思い浮かぶ2~3つ程度の主要なものを教えて頂けないでしょうか(思い浮かぶ2~3つというのは、想起し易いようご質問差し上げるものでして、永江様の仕事への工夫や観点が知りたいご質問となります)。どうぞよろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

リーダーなら個人の生産性を上げるより部下の生産性を上げた方が結果的に全体の仕事効率は上がります。部下に自分のスキルを伝承する方法を考えましょう。

部下にも言われたことしかしない部下と、自分の頭で考えて先回りできる部下がいます。例えばスーパーの店員さんでも「魚を並べといて」と言われてただ並べるだけの人と、店内の混雑時間帯によって売れる魚とそうでない魚を入れ替えたり、手に取りやすい配置を考えたりする人とでは雲泥の差ですよね。

それって元々の能力差もありますが、やる気の問題も大きいです。給料が同じであれば工夫するなんてバカバカしい、時間だけやり過ごせばいいと思ってる人もいますし、少しでも良い成果を出したいから出来ることは何でもやりたいという人もいて、当然成長するのは後者です。

では後者の部下の能力をどうやって伸ばすかというと、自分がリーダーとして持っているスキルを余すところなく伝えれば良いんです。方法は大きく分けて2つあるのですが、一つはモチベーションを上げること、もう一つは自分の行動の細部に至るまでマニュアル化することです。

順番に説明しますと、まず一つ目のモチベーションを上げるためには、理想の将来像を示すのが有効です。今はこれしか出来ないけど、成長したらこんなに良いことがあるよ、こうなれるよと目標を明確にしてあげればやる気も出ますよね。

どんな質問にも答える人気コンサル、永江一石さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

print
いま読まれてます

  • 複数部署の兼務で忙殺されるリーダーでも生産性を上げられる方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け