階段がキツくなったら「こわばり」のサイン。鍼灸師が教える予防法とは?

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秋の涼しさとともに、気づけばカラダが凝り固まっているという人が多いようで、鍼灸院には鍼施術を受けにくる患者さんが増えているそうです。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』著者で鍼灸師ののぶ先生によれば、訪れる人の多くが1日中同じような姿勢で過ごし、あまり動かずにいるとのこと。そうした生活では、「こわばり」は強くなるばかりと、予防法として「ぶらぶら無駄な動き」を意識することをオススメしています。

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こわばり注意

【人のカラダは動くようにできている】

涼しい秋を迎えてから、体の痛みを訴えて鍼施術を受けに来られる久しぶりの患者さんたちとのご縁が増えています。おカラダに触れてみると、体の痛みを訴えておられるところには「動き」が全く見られない。

人のカラダはそもそも動くようにできているはず。でも、一日同じ姿勢でフリーズして過ごすことの多い現代人の生活は、そんなカラダとはミスマッチな生活。

【こわばり注意】

筋肉は動かしていないとやせ細っていきます。関節は動かしていないと可動域が狭くなって動かなくなっていきます。特に加齢とともに足腰のそれらは顕著です。

歩幅が狭くなったとか、階段昇降がきつくなったとか、機敏な動きが出来ないとか。これらは体の必要な「運動」の不足からこわばり症状がおこり始めているサインです。

【無駄な動きがこわばりを予防する】

いつも同じ動きばかりしていると運動域が狭くなる。ジッと過ごしているとこわばるところと弛緩しているところとのコントラストができる。でも、ちょっと意識して無駄に動いてみるだけで、そんな決まりきった体の動きに揺さぶりをかけることがかないます。

歩くにしても立っているにしても、ちょっと腰を余計に振ってみたり、歩幅を変えてみたりと一見無駄な試みをしてみる。座りっぱなしの時も意識的に肩や首、背中を無駄に動かしてみる。

普段からこわばりや運動不足を感じるところがあれば、わずかでもいいのでいつもよりも幅広い運動を試してみるとよいです。ちょっとの積み重ねで体の運動域は広がっていきます。

特にこれから寒くなるころ。どうしても体はこわばりがち。僕も体が冷えないようにいつも体をブラブラ無駄に動くようにしています。ムキムキのカラダにはならないけど、筋肉量が減ったり関節可動域が狭くなることを予防することがかないます。長らく使うカラダだからこそ、ちょっと気配りしながら過ごしていきたい。

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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