リニアトンネル工事で崩落事故 作業員1人死亡、1人けが―岐阜

2021.10.28
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by 時事通信


【図解】リニア中央新幹線瀬戸トンネル

【図解】リニア中央新幹線瀬戸トンネル

  • 実験線を走行するリニア中央新幹線の試験車両=8日、山梨県都留市

 27日午後7時20分ごろ、岐阜県中津川市瀬戸にあるリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場で、「崩落があり、けが人が出ている」と119番があった。県警や同市消防本部によると、男性作業員2人が病院に搬送され、1人が死亡した。県警などが事故原因を調べている。
 県警によると、死亡したのは小板孝幸さん(44)=福井県美浜町=で、崩れたがれきに埋まった状態で見つかった。他に男性作業員(52)=愛知県長久手市=が左脚などを骨折した。
 JR東海によると、現場には事故当時、作業員5人がいて、うち2人が崩落に巻き込まれた。作業員が出入りするための非常口用のトンネルを、火薬を使って掘る発破作業後の点検中だった。地上から斜め下に約70メートルの地点で事故が起きたという。
 瀬戸トンネルは全長約4.4キロ。工期は2019年1月~26年6月とされる。28日以降の工事は未定という。
 JR東海の話 お悔やみとお見舞いを申し上げる。原因を調査し、再発防止に努める。(2021/10/28-00:27)

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