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日経平均は3日ぶり反発、日米決算受け方向感乏しく、海運株急伸

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日経平均は3日ぶり反発。28日の米国市場でNYダウは反発し、239ドル高となった。ナスダック総合指数とS&P500指数は過去最高値を更新したが、アップルやアマゾン・ドット・コムが決算を受けて時間外取引で急落。本日の日経平均は前日終値近辺でスタートすると、前場中ごろには28475.06円(前日比345.03円安)まで下落する場面があった。ただ、好決算銘柄に買いが入って下げ渋り、後場の寄り付き直後には一時29000.65円(同180.56円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開だった。

大引けの日経平均は前日比72.60円高の28892.69円となった。東証1部の売買高は15億6498万株、売買代金は3兆5317億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、金属製品、証券、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は48%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>がしっかり。業績上方修正のソニーG<6758>は2%近く上昇し、キーエンス<6861>も決算が好感されて5%の上昇となった。前引け後に決算発表した商船三井<9104>が後場急伸し、郵船<9101>や川崎船<9107>といった他の海運株にも買いが波及。また、富士電機<6504>が東証1部上昇率上位トップとなった。一方、売買代金トップの日本郵政<6178>は続落。政府保有株の売出しで受渡日を迎え、利益確定売りが先行した。レーザーテック<6920>も軟調。決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>やルネサス<6723>が2~3%下落し、パナソニック<6752>は6%超の下落。また、カプコン<9697>やアンリツ<6754>も急落し、ZOZO<3092>が東証1部下落率トップとなった。
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