9月消費支出、1.9%減 緊急宣言の影響続く―総務省

2021.11.05
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by 時事通信


総務省が入る中央合同庁舎第2号館=東京都千代田区

総務省が入る中央合同庁舎第2号館=東京都千代田区

 総務省が5日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の生活費に相当する消費支出は1世帯当たり26万5306円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.9%減少した。マイナスは2カ月連続。新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を受け発令された緊急事態宣言の影響から、引き続き消費が振るわなかった。
 品目別に見ると、食料が3.5%減。緊急事態宣言に伴う店舗の休業や時間短縮営業で、外食(20.1%減)が大幅なマイナスとなった。教養娯楽は8.6%減。外出自粛の影響で宿泊料(57.8%減)やパック旅行費(56.8%減)の不振が目立った。
 交通・通信は6.5%減。半導体不足や部品調達難を受け自動車各社が減産を強いられており、納車の遅れなどから自動車購入(52.6%減)が大きく落ち込んだ。家庭用耐久財も、エアコンなどが振るわず32.3%減だった。(2021/11/05-10:53)

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