「貯金は美徳」という嘘。お金は「使うことに意味がある」と断言できるワケ

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稼いだお金は貯金するのが美徳とされ、ともすれば使うことを戒めるような風潮すらある日本社会ですが、そのような考え方は誰も幸せにしないようです。今回のメルマガ『【退屈な人生からの脱出法】鴨頭嘉人が教える「成長を続ける大人の情報源!チームカモガシラジャパン」』では、日本マクドナルドでの勤務を経て、現在は人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍中の鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)さんが、お金は稼ぎ方より使い方のほうが重要としてその理由を解説。「使った方が誰かを幸せにしている」を“基本原理”として訴えています。

【プロフィール】鴨頭 嘉人(かもがしら・よしひと)
講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「YouTube講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。

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お金は稼いでも価値がない!!

お金って「どう稼ぐか」ばかり考えてしまって、「どう使うか」ってあまり考えないですよね。

ですが、実はお金って稼ぎ方より使い方の方が重要なんです!

どうして使い方の方が重要だと思いますか?

ぜひ予想しながら読んでください*\(^o^)/*

まず前提として、どうしても日本人は「お金というものは汚いものである」という教育を、子供の頃から親や先生から刷り込まれて大人になってきています(≧∇≦)

僕たちのお父さんとお母さんはお金がなかった時代、しかもお金の使い方が日本国として歪んでいた時代の人たちなのでそう考えるのは当然なんです。

もちろん年齢にもよりますが、僕の例を挙げてみます*\(^o^)/*

僕のお父さんとお母さんは昭和13年生まれで、戦後に生まれました。

なので、戦争があった頃の親に育てられているんです。

戦争中は「貯金をしなさい」という教育でした。

「お金は使っちゃだめ」
「我慢するのが美徳だ」
「贅沢は非国民だ」

なんだか聞いたことがあるような言葉ですよね。

当時の日本は軍国主義、つまり「戦争によって豊かになろう!」という国でした。

戦争に勝つためにどこにお金をかければいいか。

それはもちろん戦車や銃、そしてミサイルなどの兵器ですよね。

アメリカがこれほどまでに世界の覇権を取った理由は、世界一軍事コストが大きかったからです。

軍事力はコストで決まるので、日本も必死になって軍事力のためにお金を集めていました。

そのお金をどうやって集めるのか。

日本の場合は内需、つまり日本国民が働いたお金を武器に変えようとしていました。

当時国営だった「郵便貯金」が軍事力を高める上で重要だったため、「とにかく郵便貯金しなさい」と言われてきたわけです。

これが刷り込まれている親から「貯金しなさい」「とにかく無駄遣いはダメよ」「無駄遣いは悪いことよ」と言われて育てられた子供が僕たちのお父さんお母さんなので、仕方ないと思います。

ただここで考えて欲しいのは、今生きてる私達って軍国主義ですか?

私たちのお金って国に吸い上げられるような仕組みになってますか?

そうですよね、なっていないんです。

今はどちらかと言うと資本主義の中でも「自由経済」と言って、簡単にいうと「自分で稼いで自分で使うことによって経済を豊かにする」という時代です。

つまり昔のように「国の力で豊かにする」という仕組みになっていません。

国が経済対策を打っているのは、ほとんどが国債の発行と税金の調整だけです。

逆に国がそれ以上マーケットに介入すると、市場が伸びにくくなります。

ちょっとほったらかした方が伸びる、と言われているのが今の時代です。

これが資本主義社会にとって最も経済が豊かになる仕組みだと言われています。

もちろん生活保護のような、何らかの事情で生活が出来ない人に対して税金を回すことはしているのですが、基本は「国民一人一人が自分の分は自分で稼いで、全て自由に使ってくださいね」という国になっています。

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