参院選1人区、一本化必要 立民代表選の4候補、地方遊説スタート

2021.11.21
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by 時事通信


立憲民主党代表選の候補者討論会に臨む(左から)泉健太、小川淳也、逢坂誠二、西村智奈美各氏=21日午後、札幌市

立憲民主党代表選の候補者討論会に臨む(左から)泉健太、小川淳也、逢坂誠二、西村智奈美各氏=21日午後、札幌市

  • 立憲民主党代表選の候補者討論会で写真に納まる(左から)泉健太、小川淳也、逢坂誠二、西村智奈美各氏=21日午後、札幌市

 立憲民主党代表選(30日投開票)に出馬した4候補は21日午後、札幌市で街頭演説や討論会を行うなど地方遊説をスタートさせた。代表選は4候補による混戦となっており、各陣営は地方票の獲得に全力を挙げる方針だ。討論会では4候補が来夏の参院選での共産党との野党共闘について、改選数1の1人区での一本化は必要だとの認識を重ねて示した。
 参院選での野党共闘について、元首相補佐官は「1人区は1対1の構図を作っていくことが大原則だ」と強調。ただ、「選挙区ごとの事情はずいぶん違う」とも語り、地域事情を考慮する考えを示した。元総務政務官は「与党は必ず一本化してくるから、野党も一本化の努力が必要だ」と指摘した。
 政調会長も「一本化に向けて最大限努力したい」と述べた。西元厚生労働副大臣は「1人区で(与野党)1対1の構図に持ち込まないと勝負にならない」と語った。
 憲法改正論議については、4候補とも衆参両院の憲法審査会で議論は進めていくべきだとの立場を示した。泉氏は国民投票の利便性を高める改正国民投票法の成立を踏まえ、「CM規制について議論をしなければならない」と指摘。同時に、自民党が主張する改憲案を念頭に「法律でできることを憲法課題に乗せて、無理やり改憲が必要だというのはおかしい」とも語った。
 代表選の地方遊説は23日に福岡市、25日には横浜市で行われる予定。(2021/11/21-18:23)

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