絶景が待つ「ロットネスト島」で、雄大な自然と野生動物に出会う旅

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2021/11/16

オーストラリア大陸の西側約3分の1という広大な面積を占める、西オーストラリア州。その州都パースのさらに西、インド洋の沖合約19kmのところに「ロットネスト島」があります。

美しいターコイズブルーの海に囲まれた島は、1年を通して穏やかな気候で過ごせる人気のリゾートとして知られます。

image by:西オーストラリア州政府観光局

特に、オーストラリア本土から離れている立地上、独自の生態系が現在も維持され、「世界一しあわせな動物」と呼ばれるクオッカが最も生息していることでも有名です。

早くから環境保護にも力を入れる島では、ありのまま残る自然や野生動物などが満喫でき、さらに地元グルメやリゾート滞在も。ロットネスト島ならではの人気スポット、とっておきのアクティビティなどを紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

先住民族曰く「聖なる場所」、パースからフェリーで片道1時間半

image by:西オーストラリア州政府観光局

ロットネスト島は、面積約19平方メートルの島で、東京の新宿区とほぼ同じ大きさ。島内に20の湾、63ものビーチが点在しています。

「ロットネスト」という島の名称は、約300年前、オランダの探検家が島を発見した時、クオッカ大きなネズミと勘違いし、オランダ語でネズミを意味する「ロット」と巣の「ネスト」が組み合わさったことに由来します。

image by:西オーストラリア州政府観光局

現地の人々は、ロットネット島のことを「Rotto」(ロットー)を呼びます。先住民族アボリジナル・ヌガー族の言葉では「Wadjemup」(ワジュマップ)と呼ばれ、この意味は「海の向こうの聖なる場所」であり、昔からスピリチュアルな土地として崇められてきました。

image by:西オーストラリア州政府観光局

島への主な交通アクセスはフェリーです。パースのエリザベスキーにあるバラックストリート桟橋から約1時間30分、フリーマントルのBシェッドとノーズボートから約30分。3社のフェリー会社が運航しています。ヘリコプター、水上飛行機、エアタクシーなどで行くこともできます。

「世界一しあわせな動物」クオッカに、ほぼ100%確率で出会える

image by:西オーストラリア州政府観光局

クオッカは、野生ではロットネスト島のみに生息している西オーストラリア固有種の有袋類。島には約1万2000匹の野生クオッカが生息し、ほぼ100%の確率で出会えます。


夕方から翌朝にかけて動く夜行性で、人懐っこいため間近で観察でき、一緒に写真を撮るのも簡単。ただし、野生クオッカにえさをあげる、触るなどの行為は生態系を守るために禁止です。

image by:西オーストラリア州政府観光局

なお、自然保護のために一般車両の乗り入れが規制され、島内での移動は自転車、周回バス、徒歩が一般的。風力発電や太陽光発電、生活汚水を島内で処理するなど、ロットネスト島は環境保護に積極的に取り組んでいることでも知られます。

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