今のままでは自民への対抗はムリ。立憲・泉新代表に「3つのハードル」

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先月30日に投開票された代表選挙で、泉健太氏を新代表に選出。代表を争った3人が執行部入りし、新たな船出をした泉代表体制の立憲民主党は、野党第一党として自民党に対抗できるのでしょうか。メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんは、まずは憲法論議を避けてはならないと課題を上げ、経済政策、選挙対策についてもやるべきことがあると、3つの課題を指摘しています。

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憲法論議、経済対策……泉健太新代表が直面する3つのハードル

立憲民主党の代表選挙が行われ、泉健太衆議院議員が新代表に選出された。泉氏は執行部人事に着手し、幹事長に西村智奈美衆議院議員、代表代行に逢坂誠二衆議院議員、政調会長に小川淳也衆議院議員を起用し、挙党一致体制を演出した。船出したばかりである。

多くの国民から自民党に対抗できる野党第一党になってほしいと願われているのは間違いない。期待にどう応えるかがカギとなる。

まずは国家観をしっかり議論すべきである。憲法議論に真正面から取り組まなければ国民から見放されてしまう。野党共闘で共産党に気を遣うあまり、憲法改正について正面から向き合わないのはいかがなものだろうか。

私は、平和を守るために積極的に9条をどうすべきか議論すべきだと思う。もうここらで、我々の世代で、9条の議論について終止符を打つべきではないだろうか。議論したうえで、改正すべきかどうか判断したら良いと思う。

そして経済政策である。アベノミクスでは、個人の所得が上がっていないことがはっきりした。格差も広がり、金融資産を持つ者だけが得をする社会になってしまった。泉氏は経済政策のブレーンを招集し、すみやかに参議院選挙に向けて経済政策をつくるべきである。

ネーミングも大事だ。国民を仲間に引き付ける耳に残りやすいネーミングを考えることも大事である。たとえばエコノミーからもじり「イズコノミー政策」と銘打って大胆な経済政策を訴えてほしい。

最後に選挙対策である。足場となる地方議員の数が少ないのが各選挙でネックとなっている。地方議員を増やすためにどうすべきかを選対本部で議論し、2年後の統一地方選挙に向けて取り組むべきだ。

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1973年北海道足寄町生まれ。函館ラサール高校、早稲田大商学部卒。96年2月から2005年7月まで小沢一郎秘書。同年衆院選で北海道11区から民主党公認で立候補して中川昭一氏らを相手に落選、07年3月に繰り上げ初当選。09年再選。10年1月、政治資金規正法違反容疑で逮捕、同年2月に起訴。12年12月、三選。同年5月、議員辞職。2017年10月、妻・香織が衆院議員に初当選。同月、公民権が回復。政界復帰に向け、コツコツと活動中!!! 著書『悪党』は5万部を超える大ヒット作に。そのほか、『雑巾がけ』など著書多数。

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