なぜ、大企業に就職して結婚したのに幸せにならない人がいるのか?

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人生における重大な選択をする時、あなたは何を考えますか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、それは一人オーダーメイドで決めることだとし、そのうえでより幸せになるほうを選べる考え方をお話しています。 

自分自身を見積もる力

人間って一人ひとりユニークな存在で、特徴も性質も、特技も能力も何もかもがバラバラなんですね。だからその人が、何をどうやったら幸せになれるのか、豊かになれるのか?という解もまたユニークでバラバラでなければおかしいんです。

つまり、偏差値の高い大学に行って、上場企業に勤めて、結婚して、子供を持つということが全員にとっての幸せになる方法だとは言えないわけ。

学力が高くて、学力を伸ばすことを楽しいと思える人にとっては、偏差値の高い大学に行くことを目指すということを楽しめるかも知れません。大それたことを考えずに、地道に働くことを厭わないのなら、大企業や役人となって定年まで勤めることが、豊かさに繋がると言えるかも知れません。

家庭を持って、子育てをすることに喜びを見出せる人なら、伴侶を早く探すことが人生の幸福に繋がると言えるかも知れません。それもこれも、一人ひとりオーダーメードで決めるべきことで、万人に当てはまるモノではないのです。

そしてそんな道を決める際に、注意深く振り返るべきことは、

 ● 自分自身がどのような存在なのか?

なんです。

これによって自分がこの世界のどこに存在したら幸せになれるのか、豊かになれるのかの解が異なるわけですから。

つまり、自分という存在を、どのような環境に置くと有利になれるのかを考えるべきなんですよ。

たとえばこれは、受験する学校選びと似ています。自分の能力ややる気よりも遥かに高いところに自分を置くと、非常に辛いことになります。

人間ってなんでも良いから上を目指せば幸せになれるわけじゃないんです。自分が全体の中で、中央値以下のところにしかいられない、というのならそこにいるのは辛いですし、不幸になるんです。偏差値60程度の子供が、まぐれで偏差値65の学校に合格してしまうようなモノで、そこでは多少努力したくらいでは、平均に届くかどうかでして、ましてやそこでトップ25%に入るのは、非常に厳しいわけですよ。

それなら偏差値55の学校に行った方が、自尊心を維持しやすいですし、その子自身輝きやすいんです。

もちろんその子が、非常な頑張り屋で、悔しがり屋で、負けず嫌いな性格なら、全体の中で中央値以下であることにガマンができず、猛烈な努力をして上位層に食い込むなんてことも考えられますよ。でもそれもまたその人の性質、性格によるという意味では、自分がそのような存在だと知ることが必要になることに変わりはないのです。

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