内村、現役引退を発表 五輪連覇、8年連続世界一―体操男子

2022.01.11
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by 時事通信


内村航平

内村航平

  • 体操男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平=2012年8月1日、ロンドン
  • 【図解】体操 内村航平選手の歩み

 体操男子で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪の個人総合を連覇するなど、日本のエースとして活躍した内村航平(33)=ジョイカル=が現役を引退すると11日、所属事務所が発表した。14日に本人が東京都内で記者会見し、引退を決意した理由などを語る。
 内村は6種目で高いレベルの演技をするオールラウンダーとして頭角を現し、日体大在学時の08年、19歳で北京五輪に出場。個人総合と団体総合で銀メダルを獲得した。
 個人総合では圧倒的な強さを誇り、09~15年に世界選手権を6連覇。五輪を含めると8年連続で世界一の座を守った。全日本選手権は17年まで10連覇。08年から10年間、国内外の大会で40連勝を遂げた。
 17年にはプロ選手として活動を始めたが、同年の世界選手権は予選で左足首を負傷し、連覇がストップ。その後も故障に苦しみ、種目別の鉄棒に絞って4大会連続出場を果たした昨夏の東京五輪は予選で敗退した。 
 ◇内村航平の略歴
 内村 航平(うちむら・こうへい)3歳から体操を始め、中学卒業後に上京。日体大在学時に08年北京五輪で団体総合と個人総合で銀メダル。12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪で個人総合を連覇し、リオ五輪は団体総合の金にも貢献。世界選手権では09年から個人総合6連覇、15年には37年ぶりの団体総合優勝に貢献した。全日本選手権個人総合は17年まで10連覇。162センチ、52キロ。33歳。福岡県生まれ。(2022/01/11-15:36)

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