「現場に任せている」と口にする経営者は多くいます。もちろん経営する会社やお店の規模にもよりますが、売り上げは思うように上がっていないかもしれません。なぜでしょうか?そこで今回は、無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんがアドバイス。売上を大きく変える、経営者の行動を紹介しています。
会社全体で、店舗オペレーションを極める風土を醸成しないか?~会社の売上は、1店1店の売上の「和」である~
店の売上を左右するのは、お客様の満足度であり、満足して再度店に足を運んでいただければ、売上が上がっていきますし、仮に1度は来店しても、それっきりになってしまうと、売上は思うように上がっていきません。
飲食店の売上は、その地域でしっかりとお客様ニーズに応えられるようなコンセプトが確立していることが最低条件にはなりますが、現場のオペレーションの出来、不出来で、売上が大きく変わってきます。
つまり、冒頭でも述べた通り、お客様満足度をどれだけ高められるかが、売上を大きく左右するわけです。
しかしながら、多くの会社を見ていると、意外に店のオペレーションの質に、イマイチ関心がない(薄い)経営者さん、幹部さんが多いな、と感じています。
やる気や気持ち面に関して話が及ぶことはあっても、
・どうやればもっと接客レベルが上がるか
・どうやれば商品のレベルが上がるか(商品開発には皆さん興味がありますが…)
・どうやれば提供時間が短縮できるか
などに関しては、「現場のことは…」と、いい意味で言えば、「現場に任せている」、悪い意味で言えば、「現場に任せっぱなし、興味がない?分からない」といったところでしょうか?
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