トヨタ、世界生産900万台割れ 半導体不足・コロナ禍で―21年度計画下振れ

2022.01.18
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by 時事通信


トヨタ自動車のフランス工場=2021年7月、仏ネオン(AFP時事)

トヨタ自動車のフランス工場=2021年7月、仏ネオン(AFP時事)

 トヨタ自動車は18日、2021年度の世界生産台数が従来計画の900万台を下回る見込みだと発表した。半導体不足や新型コロナウイルス禍による部品調達難の影響を受け、足元で挽回生産を急ぐものの、計画に届かないため。2月の生産計画は従来の85万台程度から70万台程度へ15万台下方修正した。
 トヨタは大規模な減産を強いられた昨年秋以降、生産の挽回に努めている。ただ、半導体部品の不足は解消しておらず、「思ったほど挽回ができていない」(熊倉和生調達本部長)のが現状という。2月も減産を余儀なくされたことで、従来の21年度生産計画を維持することが難しくなった。同年度計画の具体的な引き下げ台数は明らかにしなかった。(2022/01/18-19:06)

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