天候悪化も捜索継続 潜水は中断、不明者発見難航―運航会社社長が午後会見・観光船事故
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」(乗客乗員26人)が遭難した事故は27日、発生から5日目を迎えた。第1管区海上保安本部(北海道小樽市)などは範囲を広げて捜索を続けているが、依然として15人の安否不明者は見つかっていない。27日は午後にかけて天候が悪化する見通しで、捜索は難航が予想される。
同本部などは知床岬を挟んだ海域を中心に、船艇12隻、航空機7機の体制で不明者捜索を実施した。天候が悪化する中も継続したが、海が荒れたため潜水士による船体捜索は中断。ウトロ漁協も漁船による捜索を中止した。(2022/04/27-11:46)