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アフターコロナに海外起業の好機到来!経験者に聞く成功法則と英国・シンガポールの最新事情=俣野成敏

新型コロナウィルスの発生以来、私たち日本人にとって、すっかり遠くなってしまった海外。旅行すら気軽に行けない一方で、こんな時でも海外で活躍している人は、やはりいます。今回は海外金融の専門家・織田氏をゲストに招き、海外起業の現状と成功のコツを解説していただきました。(俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編

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※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編』2022年4月25日号の一部抜粋です。続編にご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
ビジネス書著者、投資家、ビジネスオーナー。リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012年に独立。フランチャイズ複数店舗のビジネスオーナーや投資家として活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。自著『プロフェッショナルサラリーマン』が12万部、共著『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが13万部を超えるベストセラーとなる。近著では『トップ1%の人だけが知っている』のシリーズが11万部に。著作累計は48万部。ビジネス誌やwebメディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6年連続受賞。

こんな時だからこそ知りたい「海外での起業」事情

「こんな時だからこそ知りたい『海外での起業』事情」特集をお送りします。

新型コロナウィルスの発生以来、私たち日本人にとって、すっかり遠くなってしまった海外。旅行すら気軽に行けない一方で、こんな時でも海外で活躍している人は、やはりいます。

今回は海外金融の専門家・織田耕平さんをゲストにお呼びしています。

シンガポールからイギリスに居を移し、ますますビジネスが軌道に乗っている織田さんに、海外での起業事情についてお伺いしたいと思います(本特集は会話形式でお送りいたします)。

プロフィール:織田耕平(おりた こうへい)
国内の大手精密機械メーカー海外営業部に配属され、東南アジア・オセアニア地区のセールスマネジャーとして国際ビジネスの現場で経験を積んだ後、国内証券会社に転職。超富裕層を相手に、プライベートバンカーとして個人・法人の資産形成から事業承継に至るまでを一手に引き受ける。そこで航空機を用いた資産運用法と、それによる高い節税効果に気づき、航空機専門商社・リース会社に転職する。各業界を比較検討した結果、「これまでの経験すべてを活かせる場として、海外金融業界で生きていく」決意を胸に、2015年4月に起業。シンガポールにてJIFPA(S)PTE LTDを立ち上げる。現在は、JIFPASのCEOにて海外不動産コーディネーター、シンガポール富裕層へのコンサルティング、金融機関向けに金融商品の開発等を手がけている。

※本記事は、織田さんへの取材をもとに、筆者(俣野)が適宜内容を補って執筆しています。

海外起業は何からスタートするべきか?

俣野:織田さんはシンガポールで起業され、今年に入ってからイギリスに移住されました。これから海外で起業したいと考えている人は、何からスタートすべきでしょうか。

織田:どの国に限らず、一番大事なのは、起業する目的だと思います。最も失敗しやすいのは、「会社勤めが嫌だから起業する」というパターンです。

もし「起業をすることでしか、自分のやりたいことが実現できない」ということであれば、起業を考えるべきでしょうし、そうでないのであれば、あえて起業しなくてもいいのではないか、と個人的には思います。

俣野:織田さんが海外で起業した理由とは何でしょうか。

織田:会社に所属していると、基本的には会社の商品しか販売できません。「顧客の要望に応えるには、いろいろな商品を扱えることが望ましい」と感じたことが、独立を考えるようになったきっかけでした。

私が海外を意識するようになったのは、1998年頃のことです。海外旅行に行った際、NTTが出していたFOMAの携帯を持って行ったのですが、行く先々で、現地の人々から「携帯に電話以外の機能が付いている」と驚かれたのです。

当時は、インターネットも出始めたばかりの頃でした。学生だった私は「日本の技術はすごいな」と感じたことから、後にメーカーに入って海外営業の道に進んだのです。

Next: 「なぜその国で起業するのか?」の答えが必要。日本よりも壁は多い

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