21年度消費支出、1.6%増 コロナ反動、4年ぶりプラス―総務省

2022.05.10
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by 時事通信

 総務省が10日発表した家計調査によると、2021年度平均で見た2人以上世帯の消費支出は、1世帯当たりの1カ月平均で28万935円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年度比1.6%増加した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年度に大きく減少していた反動で、4年ぶりのプラスに転じた。
 コロナ禍の影響で20年度は4.9%減と過去2番目の大幅な落ち込みを示していた。21年度はコロナ禍での生活が2年目に入り、感染が落ち着いていた時期に外出が増え、旅行や交通、外食などの消費が持ち直した。
 一方、22年3月の消費支出は30万7261円と、実質で前年同月比2.3%減少し、3カ月ぶりのマイナスだった。(2022/05/10-11:53)

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