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「政府の赤字はみんなの黒字」真の保守政治家・安藤裕は日本をどのように救うのか?新党くにもり共同代表にインタビュー=鈴木傾城

「真の保守政治」を希求し、緊縮財政を進める政治家や財務省と真っ向から戦い、積極財政を訴えてきた急先鋒が前衆議院議員、安藤裕(あんどう・ひろし)氏だった。2021年には衆議院議員を辞めて、「政府の赤字はみんなの黒字」と訴えるYouTubeチャンネルを展開していたのだが、2022年4月には政治団体「新党くにもり」共同代表に就任するという衝撃の発表が為され、夏の参院選に打って出ることが発表された。

新党くにもりの共同代表になることや、参議院選挙に出馬する裏側にどのような心境があったのか、何を訴えていくのか、そして「真の保守政治家」である安藤裕はいかにして日本を救うのか? 作家・鈴木傾城が新党くにもり共同代表・安藤裕をインタビューした。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』鈴木傾城)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。

作家・鈴木傾城が新党くにもり共同代表・安藤裕をインタビュー

今夏の参院選に出馬表明、経緯は?

――安藤先生、よろしくお願いします。まず最初に、今回の参議院選挙は、どういう経緯で出馬を決められたのでしょうか?

はい。昨年、衆議院議員を辞めてから、本当はもうしばらくは政治の場からは身を引いておこうと思ったんですね。正直なところ、今年の参議院選挙に立候補する準備はまったくしてなかったけれど、チャンネル桜の水島社長の方から、「新党くにもりから出てくれないか」と、かなり強く要請をされました。

チャンネル桜の水島(総)社長には本当にお世話になってますし、考え方も私が考えてることとほぼほぼ同じなので、出るんだったら新党くにもりは、大いにあるところだなと思っていました。水島社長も、本当に私のことを政治家として買って下さっておりましたんで、そういうことであればもう一度出てみようと思いました。

――なるほど、チャンネル桜の水島社長の強い要請であったと。

あと、私が辞めてから自民党の岸田政権の方向性を見ていても、やはり日本を救う方向には向いていません。経済政策にしても、「所得倍増」とか「新自由主義からの脱却」とか、すごくいいこと言ってますけれども、蓋を開けてみたら正反対の方に向いています。そういうのもあって、機会が頂けるんであれば、もう一度国会議員の立場に戻ろうと思いまして立候補することを決めました。

――新党くにもりとは、どのような部分が同じだったのでしょうか?

はい、新党くにもりの経済政策は、もう私の政策をそのまま使ってるんですよね。消費税をゼロにするとか、コロナ禍の中で粗利補償するとか、補正予算で100兆円持ってくるとか、そういったことは私の提案そのまま「安藤プラン」という形で、100%評価してくれているところなので、そういう意味でも本当にありがたい団体でありました。

国防充実・消費税ゼロ・年金月額20万円…「新党くにもり」の政策は?

――新党くにもりは、まだどういう政党か世間に浸透していないと思いますが、経済政策以外はどういう政策がありますでしょうか?

はい、国防の充実を訴えています。新党くにもりの方々が特に一生懸命やって来られたのは、「領土領海を守れ」と言うことです。たとえば尖閣諸島も日本のものだということを外国に対してもっと明確に主張しなければならないわけです。特に中国に対しても、きちんと抗議の声を上げていくべきだと言うことを、ずっと主張し、行動でも尖閣諸島周辺に船を出したり、行動でも実際に示している政党です。本当に、口で言うだけではなく「行動する保守」ということだと思います。それから皇室に関しても男系男子での継承でしっかりと守っていくべきだという、本来保守がすべきことをは正面から言っている団体なんですね。

――手応えはいかがでしょうか?

今のところ街宣を何度かやりましたけど、反応はすごくいいと思います。私は基本的には経済政策のことを中心に喋っています。消費税を減税するとか、それから粗利補償をするべきだ、とかですね。それと、「60歳以上のお年寄りの方には、年金を最低月額20万円、ご夫婦だったら40万円、毎月年金がもらえます。それも実現できますよ」と言っています。

――毎月、年金が20万円は大きいですね!

本当は、政府が今やらなきゃいけないのは「国民に安心してもらうこと、安心して生活ができる環境を整えること」です。しかし、今はそういうメッセージがまったくないし、国民もそれをやってもらえなくて当たり前だと、あきらめてしまっている。国にはもそんな力もないし財源もないんだから、粗利保障してくれと要求してもそれは無理だし、それから年金の支給額が下げられても、やむを得ないから足りない分は自分で働いて稼がなきゃいけない……。

――そうですね。私のまわりも、みんなそう考えています。

国民は「まぁ仕方ないよね」とあきらめているけれど、「いや違うんだ」と。国にはものすごい力がある。通貨発行権という力があるんだから、その力を国民のために、国民の生活を良くするために使えば、みんなもっと豊かになれるし、安心できると。こんなことを言うと、まるで今までの左翼みたいな感じですね。(笑)

――本当ですね、そういう感じがしますね。(笑)

「国防をしっかりやります、軍備をやります。それが保守」という印象があると思うんですけど、本当の保守というのはそれだけじゃないと思うのです。国防は当然やります。攻められた時には防衛する体制を作るというのは当たり前で、そこは保守とか、右とか左とか関係ない。普通の国だったら当然やらなきゃいけないことを言っているだけです。

Next: 「国民全員を救済するという本当の政治の役割を自民党政権は放棄している」

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