北朝鮮が核・ミサイル強行も バイデン氏の日韓訪問時に―米高官

2022.05.19
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by 時事通信


18日、ワシントンで記者会見するサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)(AFP時事)

18日、ワシントンで記者会見するサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)(AFP時事)

 【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日の記者会見で、北朝鮮がバイデン大統領の日韓歴訪に合わせて「長距離ミサイルを含むミサイル実験や核実験、あるいはその両方を行う可能性を示す情報がある」と明らかにした。その上で「必要に応じ、短期的・長期的に軍事態勢を調整する」と表明した。
 サリバン氏は、バイデン氏の就任後初となるアジア訪問が「インド太平洋地域における米国の力強いリーダーシップを示す機会になる」と強調。「ロシアによるウクライナ侵攻に対処しつつ、21世紀において決定的に重要な地域に(米国が)関与する道筋を示す」と述べ、覇権主義を強める中国との競争を念頭に、日韓両国との同盟・経済関係を強化する考えを示した。
 また、米国主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」をバイデン氏の日本滞在時に立ち上げると表明。IPEFを通じ、デジタル経済のルール作りやサプライチェーン(供給網)強化、質の高いインフラ整備に取り組むと説明した。発足式には日米首脳が対面で、東南アジアなど他の参加国首脳がオンラインで出席するという。(2022/05/19-07:09)

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