いくつ集められる?京都府のお城×御城印全19種

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2022/05/18

京都府内には寺社仏閣がたくさんありますが、実は「お城」もたくさんあるのをご存じですか?お城好き・歴史好きの方の中で最近話題なのが「御城印(ごじょういん)」です。お城を巡る中で、御朱印ならぬ御城印をいただくのが密かなブームになっています。

今回は、京都府内のお城と、そのお城の御城印をご紹介。季節で変わるものから、地元の特産品を活かしたものまで、個性豊かな御城印がそろっています。ぜひ、お城巡りとあわせて集めてみるのはいかがでしょう。

※場所によっては登山を要する城跡もあります。十分な装備をした上でお出かけください。

【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください
・屋外の活動も慎重にしてください
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください

荒廃するお城跡を買い取って復元!?

丹波亀山城址@亀岡市

image by:森の京都DMO

丹波亀山城は、1577(天正5)年ごろに明智光秀が丹波攻略のために築城しました。その後、江戸時代まで所有者が転々としつつもお城や城下町の整備がされていましたが、明治初期の廃城令で多くの遺構や石垣が各地へと売りに出されてしまうことに。

その後も手入れされることなく城跡は荒れ放題でした。その状況を憂いた民衆宗教・大本の教祖・出口王仁三郎が、1919(大正8)年に亀山城址を買い取り、信徒を動員して石垣を復元!威厳ある形を取り戻して現在に至ります。

丹波亀山城址御城印/300円

丹波亀山城址の御城印は、みろく会館総合受付か、大本万祥殿でいただけます。御城印には明智光秀の家紋「水色桔梗」が大きくあしらわれています。和紙の手触りが心地よく、ついつい撫でてしまうほど。

丹波亀山城址の見学は、大本神苑の拝観券が必要です。拝観券は御城印と同じく、みろく会館総合受付または大本万祥殿で購入できますよ。みろく会館2階にある「ギャラリーおほもと」や神苑内にある「花明山植物園」も拝観できるので、城址と一緒に散策してみてください。

■■INFORMATION■■

丹波亀山城址
住所:京都府亀岡市荒塚町内丸1
電話:0771-22-5561(宗教法人大本)
販売場所:総合受付もしくは大本万祥殿(9:30~16:00)
拝観料:300円
おはもとホームページ


四季を通して訪れたい!バリエーション豊富な御城印

余部丸岡城跡@亀岡市

image by:森の京都DMO

JR亀岡駅から徒歩15分ほどのところにある、西岸寺(さいがんじ)。ここはかつて、「余部丸岡城(あまるべまるおかじょう)」というお城が建っていました。

明智光秀が丹波を攻めた際、周辺の武将たちは戦わずに服属したり逃げたりしていましたが、城主・福井因幡守貞政は籠城することで抵抗したのだそう。最後は本丸で自害し、落城となりました。

余部丸岡城御城印/300円

余部丸岡城の御城印は、西岸寺でいただけます。お寺の山門を背景に、力強い文字でデザインされた御城印はインパクト大!

季節限定御城印500円

さらに、色和紙を使い季節のデザインを盛り込んだ限定版もありますよ。写真は左から春・夏・秋・冬のバージョンです。

西岸寺はこじんまりとしたお寺ですが、小高い丘にあるので、庭園から眺める景色は抜群!お寺への参拝もあわせて訪れてみてください。

■■INFORMATION■■

余部丸岡城跡
住所:京都府亀岡市余部町古城39
電話:0771-24-4738(西岸寺)
販売場所:西岸寺(9:00~16:00)
光秀公のまち亀岡ホームページ

丹波攻めの要所の一つにもなったお城

神尾山城跡@亀岡市

image by:亀岡市文化資料館

JR千代川駅から亀岡市ふるさとバス「宮前」下車、そこから徒歩30分ほど歩いたところに「神尾山城跡(かんのおさんじょうあと)」があります。

ここは、丹波国の有力者だった波多野清秀の子・柳本賢治(やなぎもと かたはる)の居城として使われていました。光秀の丹波進攻の際には八上城攻めの中継地点としても使われたという伝承も残っています。現在は、石垣や土塁などの遺構が見られます。

神尾山城御城印/300円

御城印はシンプルに波多野氏の家紋「丸に堅二引両(たてふたつひきりょう)」のみ。購入は、JR亀岡駅のかめまるマートか、JR亀岡駅から徒歩10分の亀岡市文化資料館でできますよ。神尾山城跡から亀岡駅まで距離があるので、計画的にお出かけください~。

■■INFORMATION■■

神尾山城跡
住所:京都府亀岡市宮前町宮川神尾山3
電話:0771-22-0599(亀岡市文化資料館9:00~17:00※月曜休館)
販売場所:かめまるマート(JR亀岡駅9:00~17:30)/亀岡市文化資料館
光秀公のまち亀岡ホームページ


プチハイキングで城跡へ

笑路城跡@亀岡市

image by:亀岡市文化資料館

「笑路城跡(わろうじじょうあと)」は松尾城とも呼ばれ、城跡がある別院地域の領主であった長澤氏の居城でした。

現在は石垣や櫓台(やぐらだい)などが残っています。登山口の最寄りはバス停「犬甘野口(いぬかんのぐち)」。登山口には獣害対策のフェンスがあるので、しっかりと鍵を閉めてから入ってくださいね。亀岡市のHPではバス停から城跡までの道のりを動画で紹介しているので、参考にしてください。

笑路城御城印/300円

笑路城の御城印にデザインされているのは、長澤氏の家紋「二つ引き両」。この家紋は、鎌倉時代に足利尊氏が亀岡で兵をあげた際に、長澤氏が2番目に駆け付けたことに由来するといわれています。こちらもJR亀岡駅のかめまるマートか亀岡市文化資料館で購入できます。

■■INFORMATION■■

笑路城跡
住所:京都府亀岡市西別院町笑路
電話:0771-22-0599(亀岡市文化資料館9:00~17:00※月曜休館)
販売場所:かめまるマート(JR亀岡駅9:00~17:30)
光秀公のまち亀岡ホームページ

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